【読書日記】薬屋のひとりごと/日向夏

こんばんは!

もうすっかり秋模様ですね。札幌では、先日また緊急地震速報の音が鳴り響き、恐怖を感じましたが、揺れ自体は大きくなくホッとしました。

あの音は、心臓に良くないですね。一日も早い完全復旧を願っております。

今回の本

今回紹介する本は、インスタグラムで投稿されている方がいて面白そうだと思ったのがキッカケで手に取りました。実は、最初にキンドルで漫画版をインストールし、漫画の方で現在3巻まで出ているので全て読んで面白くて続きがきになって仕方なく、本を見たら漫画版は3冊で文庫版の1冊にもまだ満たないことを知り文庫版を購入しました。

あらすじ

舞台は中国の後宮。纏足や宦官が衰退し始めたころのお話。

主人公である猫猫(マオマオ)は花街で薬屋を営む養父の元で薬師をしていたが、人攫いによって後宮の下女として売られてきた。下女として洗濯物を下級妃や中級妃へと運ぶ毎日。下女でも容姿に優れ、豊満な肉体を持っていれば下級妃になれる可能性もあったが、猫猫の容姿といえば、顔にはそばかすが浮き、健康的な肌色、やせっぽっちである。下女の中には字が読めないものが多かったが、猫猫はその出自ゆえ字の読み書きができるが、下手に目立つことがないよう無事に2年の年期を終えられるように秘密にしていた。

いつものように同じ下女たちの噂話を聞きながら食事をしていたが、内容がどうも気になるものだった。現在の後宮では上級妃2人が帝の子どもを同時期に産んでいたが、弱っているとのことだ。呪いではないかと噂されているが、薬師である猫猫は毒を疑った。ただし、予測だけで物事を決めないよう養父から言い聞かされていたため、少し様子を見に上級妃のいる場所へと向かったところ、途中で罵る女と腫れた頬を手で押さえる女そして医官と野次馬がいた。罵る女が男児を産んだ梨花妃(リファ)。平手で叩かれたと思われる女は女児を産み、帝の寵愛も受けているという玉葉妃(ギョクヨウ)。どうやら玉葉妃が梨花妃の子どもを呪っているとの言いがかりをつけているところのようだ。しかし、玉葉妃の娘も同じように苦しんでいるのでそんなはずないと言う。猫猫は一見しただけで、何が原因で子供が弱っているのか理解したが下女が上級妃に直接話せる術はない。そのため、何か書けるものを探しに騒動を後にした。

通り過ぎた先には、老若男女を魅了する世にも美しい宦官である壬氏(ジンシ)が居たが目もくれずに。

帯の「毒殺にしていただけませんか?」も気になるワードですよね!

感想

最初っから引き込まれる世界観!そして、猫猫が解決していく事件と徐々に壬氏が猫猫に興味を持っていく描写がもう!!萌えです。最後の妓楼での宴の章なんて、なんですか!けしからん!登場人物に癖があって、人物名も覚えやすいです。

壬氏のことを毛虫を見るような目で見つめる猫猫ですが、それにも負けず、むしろその目で見つめられたいと思って通う壬氏が可愛いです。それに玉葉妃が大らかで、時に子供っぽい仕草を見せるところが一児の子持ちなのに可愛らしいです。

読み終えて、速攻で次の巻を買いに走りました。先に漫画版を読んでいたので、猫猫が毒見の際、毒にウットリする漫画での描写を思い浮かべておりました。漫画版も絵が美しいのでお勧めですよ!

漫画版はこちら。↓

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