【読書日記】京都伏見は水神さまのいたはるところ/相川真

こんばんは!

先日、本屋パトロールをいつものようにしていたところ平積みになっている本に目が釘付け!
一度パラパラと読んで、戻したのですが、気になってもう一度戻り手に取っていました。
そうやっているうちに1冊だけのつもりが、手には3冊もの本がいつの間にやら重なってしまっていました・・・
本屋あるあるでしょうかね?

今回の本

私は宣言します!京都!伏見!あやかし!神様!これらが大好きだーーーーー!!

・・・ということで、悩んだ挙句に我慢できず購入した本はこちらです。

「いたはるところ」なんだか柔らかい言い方で、タイトルの響きも好きです。

あらすじ

三岡ひろ は高校1年生。母と東京で暮らしていたが、生来のんびり屋な気質がある。綺麗な景色を見ると意識がそちらへつい向いてしまう。決して悪いことではないが、中学入学から高校まで競争が多く、ひろは必死で頑張ってきたが高校の一学期を乗り切ったところで、毎日あっという間に変化していく勉強や友達、クラスの子との話についていけなくなってしまい、学校に行きたくないと母と喧嘩をしてしまった。長い話し合いの末に、ひろは母の実家がある京都へ行くことになった。

母の実家は蓮見神社である。小さいころに面倒を見てくれていたはす向かいの家の子で4つ年上の拓己と久しぶりに再会し、祖母の言いつけ通り拓己の家で夕飯をごちそうになりに行くが、どうも拓己の家ではトラブルが起きているようだ。拓己の家は伏見の水を使用して酒を造っている。酒造りには水が重要だが、最近どうも井戸の水量が安定しないらしい。ひろがいる前でも井戸のある中庭じゅうが水浸しになっていた。

水源の問題かもしれないと頭を抱える大人たちだが、ひろの耳には「さみしい」とか細い女の人の声が聞こえてきた。ひろには、人ではないものの声が聞こえるのだった。この声の出どころは、どこなのか。一体何を嘆いているのか。ひろと拓己は問題解決のため、行動を開始するが・・・

そして、ひろにはまだ秘密があった。小さいころから水神さまの加護を受けていたのだった。

感想

もう大好きなキーワードだらけで、好きな京都を舞台にしていますし大満足です!あまりに引っ込み思案な主人公に最初は軽くイラッとしていましたが、読み終えた頃には主人公の成長を感じます。

章ごとにイラストが入っているのですが、水神様がイケメンすぎて!続編あるのかなぁ。続いて欲しいと思う本でした。

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