【読書日記】孤宿の人(下)/宮部みゆき

こんにちは。

今日は、カフェでノマドしながらの投稿です。

ノマドってなんでしょうね?(グーグル先生に聞いてみたら、『遊牧民』という意味のようです。IT機器を持ち込んで、オフィスにとらわれず、様々な場所で仕事することのようですね。知らなかった方、ご参考ください。)

・・・ということで、今日も読書日記です。

今回の本

前回紹介した本の下巻です。いやぁ、最後は泣きました!気づいたら涙が頬を伝っておりました。

あらすじ

まず、上巻についてはコチラから。


【読書日記】孤宿の人(上)/宮部みゆき

今日の午前中に読み終えて、泣きに泣き、泣きすぎて若干頭が痛くなるという・・・興奮冷めやらぬうちに、記録を取りたくペンを取った次第です。(ペンじゃない。)

上巻では、「ほう」の育ちから丸海藩での暮らしぶりに巻き込まれる事件などがメインでした。そして、上巻の最後に「ほう」が件の加賀殿が幽閉される屋敷で働くことになっていました。

下巻では、その屋敷での「ほう」の暮らしぶりと丸海の町で起きている様々な事件について描かれています。

描かれているとは言っても、とても切ない内容です。ネタばれにならないように少しだけ。

「ほう」は屋敷で女中として働くことになったが、加賀殿とは顔を合わせることはない。ただ、「ほう」のことを気にかけてくれる牢番がいた。それに屋敷に出入りしている医者も「ほう」のことを気にかけてくれていた。そのほかの偉い人たちは、「ほう」のことをいくらでも替えのきく『たかが下女』として扱っていた。

いつものように屋敷の掃除やお膳の上げ下げをした夜。屋敷の中が騒がしいことに気付いた「ほう」。「ほう」が寝泊まりしている庭の小屋に戻ったとき、何者かが小屋に侵入したことに気付いた。キラリと光る刃。これから逃れようと「ほう」は屋敷の床下へと潜り込んだ。侵入者から逃れるために、必死で奥の方へと這う。しかし、這ったところで出られなくなってしまった。どうしようかと思っていたその時、「ほう」の目の前に刃が刺さる。床上から刺されたのだが、なんと「ほう」がいたその場所は、加賀殿の寝室であった。

「ほう」は、加賀殿の寝室の床下に侵入した罪により、幽閉される。しかし、加賀殿が「ほう」を助け、その日から「ほう」は加賀殿に字や算数を教わることになった。

「ほう」は加賀殿から字や算数だけでない、色々なことを学ぶ。

丸海は土地柄、雷が多い。色々な者の思惑、陰謀、願いも混ざり合ったその時、今年一番の雷が鳴り、季節の終わりを告げる。

感想

「ほう」と加賀殿の手習いの時間は、読んでいるこちらまで、落ち着いた気分になりました。

また加賀殿が「ほう」に名前の字を当てるところが、とても感慨深いものがありました。ただ、あまりにも多くの人が・・・・もう、切なくて切なくて。でも「ほう」は最後まで強く生きています。その様がまた、健気で。

もうこれ以上、書くとネタバレせざるを得ないので、今日はこの辺で。

繰り返し読みたい本になりました。

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