こんばんは!
今日から仕事開始です!・・・が休み明け早々、大変なことになっております。
休み明けってそんなもんですかね。。。
♪明日はきっと、いい日になる。いい日になる。いい日になるのさぁ~♪
と口ずさみながら帰ってまいりました。
今日より悪い明日はないと信じて!!元気よく寝ましょう!
今回の本
月曜日に紀伊国屋で出会ってしまった面白そうな本です。
買ってから気づいたのですが、『櫻子さんの足元には死体が埋まっている』の著者で、札幌出身のようです!
あらすじ
舞台は、旭川の隣の東川町。農業が盛んで美しい田園風景が美しい。また、一画にはクラフト街道という様々なアーティストによる住宅兼ギャラリーが点在する地区がある。
このクラフト街道の近くには、1軒の煉瓦造りの大きな家がある。
赤みがかった煉瓦の壁、焦げ茶色の屋根は尖塔が立っていて、小さなお城のよう。そう、ここはオークブリッジ邸のカントリーハウス。
・・・実は、楢橋家の祖母が住む別荘のようなものだ。
楢橋=オークブリッジ
そして、今日からこのオークブリッジ邸に住み込みで使用人として働くのが愛川鈴佳=アイリーン。アイリーンは、主人である奥様のため、19世紀イギリス式にこなさなければならない。
もちろん、スマホや現代を感じさせる本は自室である屋根裏の机に鍵をかけてしまう。19世紀イギリス風なので、コルセットにドロワース、午前中や掃除を行うときにはプリント地のコットン製のドレスと胸当てのついた厚手のエプロンを纏う。午後は、おなじみの黒くてフリル付きのエプロンとキャップをつける。
服装だけでなく、使用する物すべてが19世紀イギリス式。床磨きには、蜜蝋とポピーシードオイルで作った磨き粉。食器などの洗剤はなく、塩・小麦粉・酢を水で溶いたものを使う。お風呂はバスタブはなく、ヤカンにお湯をいれ、地下のキッチンから自室の屋根裏まで何往復もして運び、たらいより少し深いヒップバスというものを使う。入り終わったら、再びお湯を地下のキッチンまで捨てに行く。
なぜ、こんな生活を奥様は始めたのか?
それは、自分自身の手で人生の最期を価値あるものに変えたいという奥様の強い思いから始まった。
そのために孫である楢橋優利=ユーリは執事役として、アイリーンとともに奥様が満足いくような生活を送れるよう、試行錯誤を繰り返すが・・・・・
感想
前半の美しく、現実離れした19世紀イギリス式の生活が読んだ傍からキラキラと輝きだし読むことが止められず、レジへGOしました。でもやっぱり今の生活からいきなり19世紀に戻るとなると、不便すぎて、昔のように主従関係がはっきりするような環境にいない私たちには難しいことが多いのもよく分かります。
そんなときアイリーンがやらかしてしまいます。「ああ、これはマズいよ。」「メイドらしくないよ」と思って次のページをめくると、やっぱり大事になって目が離せない。
そして、東川町の風景が美しいです。出てくる料理もおいしそうだけど、手がかかり過ぎて自分では作りたくない。笑
次の巻も文庫で出ているのは確認済みなので、本屋へ行かなければ~!
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