【F1】マクラーレンホンダのパートナーシップ解消について

先日行われたシンガポールGPのフリー走行1の後に以前から噂されていた、マクラーレンとホンダのパートナーシップ解消が正式に発表されました。
私はアロンソファンなので、F1で活躍する唯一の日本メーカーとの提携解消は非常に残念でした。。

経緯

元々、マクラーレンとホンダの契約は2015年から始まり、その期間は5年以上と言われていました。正確な契約期間は検索しても出てきませんが、2018年も契約は残っていたのは間違いないようです。

ホンダが2015年からエンジン供給を開始しましたが、パワー・信頼性ともにメルセデスやフェラーリには遠く及ばず、散々な結果が続きました。
特に今年はエンジンコンセプトを変更して新設計をしたため、プレシーズンテストの段階では「故障してまともに走らない」、「パワーが無い」とひどい状態でした。

いざシーズンが始まったとしてもリタイアの連続でまともに完走できないレースが続きました。
そんなホンダの体たらくぶりにマクラーレンがブチ切れて契約解消となった次第です。

それでもホンダは頑張っていた?

今シーズンからはエンジンのトークンシステムがなくなり、シーズン中でも制限なくエンジンの開発を進めることができるようになっています。
ホンダはシーズンが始まってからも改良を続けてきました。
スペック2、スペック3と改良版を出し、7月にはスペック3.5と呼ばれるエンジンを投入し、パワーアップと信頼性向上を図ってきました。
このスペック3.5が投入されたあたりからようやくまともにレースができるようになりました。

ホンダもこの状況を良しとはしておらず、ホンダ内部でジェットエンジンを開発している部門からの技術支援を受けるといった形でなりふり構わず開発スピードを上げてきました。
夏休み明けにはスペック4.0を投入して大幅なパワーアップを図る予定でしたが、開発が間に合わずに部分的なアップデートを施した3.6、3.7というエンジンでした。

もしかすると、スペック4.0が夏休み明けのベルギーGPに間に合い、その性能がマクラーレンが満足するものであれば提携は解消されなかったかもしれませんが、それも定かではないですね。

本当にホンダだけが悪い?

確かにホンダは結果を出せませんでした。
ですが、本当にエンジンだけの問題なのかというと少し疑問です。

先日のシンガポールGPの予選を見たところ、7番手のヒュルケンベルグと8番手のアロンソのタイムでは、第一セクター、第二セクターではアロンソの方が早かったですが、最終セクターの低速区間でヒュルケンベルグに抜き返されています。

ホンダエンジンの性能不足をカバーするためにダウンフォースを落としていた可能性もありますが、エンジン依存度の低いシンガポールでそれをやったところで?というのが疑問です。

私の個人的な見方ですが、仮にホンダエンジンがメルセデス並の性能があったとしても、表彰台は難しいのではないか?と思うわけです。
シンガポールの予選5番手のハミルトンとアロンソのタイムを比較しても1秒あります。
この1秒が全てエンジン性能の差なのか?というとそれは違うのではないでしょうか?

マクラーレンの言い分

マクラーレンはシーズン序盤からずっとホンダを酷評してきました。
プレシーズンテスト終了後にはすでに提携解消を決めていたとも言われています。

マクラーレンとしては、ホンダを酷評することにより、ホンダ側から提携解消を言い出せば、違約金をもらって他のエンジンに切り替えられると思っていたのでしょう。
つまり、シーズン開始直後からホンダと協力する気は無く、いかに損をせずに契約を切るかを考えていたと思います。

マクラーレン関係のニュースを見るとそれがひしひしと伝わってきました。

来シーズンのマクラーレンは?

マクラーレンはルノーエンジンを積めば今よりも良いポジションに戻れると考えているようです。
そして、なぜだかルノーエンジンがフェラーリやメルセデスの上を行くかもしれないというような事も言っています。
 →マクラーレン 「ルノーが来季も3番手エンジンだと判断するのは時期尚早」

個人的には来季は下手するとホンダエンジンよりも下に行く可能性の方が高いのではないかと思っています。
ルノー自体が来季は大きくエンジンを変えるつもりはないと言っているようなので。
また↓の記事にもあるように、チャンピオンシップを争えるマシンがないのでアロンソ獲得はないと言っている事から、エンジンも期待はできないと思います。
ルノー、2018年のフェルナンド・アロンソ獲得を否定

スポンサーの手前、ポジティブなのコメントが必要なのかもしれませんが、迷走しすぎですね。
私の予想では、来季の中盤あたりにホンダが復調して、マクラーレンから「ホンダをもっと信頼すべきだった。我々は判断を急ぎすぎたのかもしれない」などとコメントしているニュースを見るんじゃないかと思ってます。

まとめ

マクラーレンとホンダの提携は今シーズン限りで終了です。

マクラーレンは焦りすぎて迷走感が漂います。ホンダもそんなマクラーレンとやってくのは疲れたと思います。
来季はトロ・ロッソホンダでのびのびと開発してストレートでマクラーレンルノーをぶち抜いてやってもらいたいです。

アロンソが後方に沈むのは非常に残念ですが、来季はマクラーレンとトロ・ロッソがいい勝負しているような気がします。

来季のF1も動きがあって楽しくなりそうですね。
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