【読書日記】廃遊園地の殺人/斜線堂有紀

今回の本

少し前に話題になった本を今更ですが読んでみました!!

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あらすじ

廃墟が大好きな眞上(まがみ)は、とある山奥の廃墟にタクシーで向かっていた。

27歳でフリーター、普段はコンビニで店員をやっているが眞上は廃墟マニアで色々な場所を巡りブログを書き、マニアの中では人気になっていた。

スマホも圏外になる山奥に入り、これから向かう廃墟についてタクシー運転手と話しながら情報を整理する。

イリュジオンランド。

リゾート経営で名を馳せた株式会社マジカリゾートが手がけていた一大プロジェクトがかつてあった。

X県Y市の天継山一帯を丸ごと買い上げて、広大な敷地に複合型リゾート施設であるイリュジオンリゾートを建てる予定だった。その目玉となっていたのが遊園地であるイリュジオンランドだ。

しかし、その計画はイリュジオンランドのプレオープンの日で潰えた。

プレオープンの日に銃乱射事件が起こり、4人が死亡し8人が重軽傷を負った。

この事件を受けイリュジオンランドは閉園し、計画されていたリゾート施設も白紙となったのだ。

そのイリュジオンランドを買い上げた大富豪に招待されたため、眞上は中に入ることができるのだ。

途中でタクシーに乗り込んできた廃墟探偵の作家である藍郷(あいざと)と共にイリュジオンランドの門を潜った。

他に今回招待されたのは廃墟好きのOL、かつてイリュジオンランドの経営・渉外担当・スタッフ、『月刊廃墟』の編集長などだった。

このイリュジオンランドの現在の持ち主である富豪 十嶋からの伝言が参加者に伝えられた。

『このイリュジオンランドは、宝を見つけたものに譲る』

もう動くことのない遊園地を舞台に参加者たちによる宝探しが始まったが、着ぐるみを着た状態でそのうちの1人が串刺しの状態で見つかった・・・

感想

廃遊園地というクローズドサークル内での殺人。

作中でも話題になるのですが、私もそういえば遊園地を舞台にしたミステリーは初めて読みました。

確かに広いのでマップがあって本当に助かりました!しかも本当のパンフレット風のマップで手が込んでいます。

登場人物は多め。しかもちょっと名前が覚えづらい・・・でもなんとなく職業にあった名前になっているので、ついていけました。

ただ、名前の読み方は何度もわからなくなって最初のページの登場人物一覧を何度も見返しました。名前を覚えるのが苦手な方は最初の一覧ページは付箋か何かでマーキングした方が良いかも。

終盤に近づくにつれて、事態が二転三転して何度も「えーー!?」と心の中で叫んでいました。

あ、まさにジェットコースターのような話でした!!クライマックスが来たと思ったら、まだ次の波があった!・・・みたいな。

本筋から外れるのですが、大規模なリゾート地ってその前に村や自然などがあったんだよなぁ。と改めて考えさせられました。

ついつい利用する側としては「完成が楽しみ!!」なんて思ってしまいますが、もし当事者だったとしたら・・・

自分の故郷が、大事にしていたものが全てコンクリートの下に沈むとしたら・・・

うーーーん。読了後にも色んな意味で考えさせてくれる本ですね。

斜線堂さんの本を読むのは、本作で3冊目です。

既刊本をまとめ買いしたので、他の作品を読むのが楽しみです!!

今回の本の本体表紙と裏表紙

営業を終了した廃遊園地の中に佇むウサギの着ぐるみ・・・ちょっと不気味です。

光沢のあるカバーなので、光が映り込んでしまって見づらいかもしれませんが、作中に出てくる遊具が描かれています。

カバーを外すとポップな水玉模様の後ろに遊園地の遊具が!

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