【読書日記】花束は毒/織守きょうや

今回の本

Twitterやインスタで最近特に話題になっていたことと、王様のブランチで紹介されていたようなので(録画したけどまだ見てない)、購入しました!

店頭からなくなるぐらい人気だったようで、初版が7月なのに9月時点でもう3刷!

私が購入した本屋でもラストの1冊でした!!

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電子書籍もありますよ!今すぐ読みたい方におすすめ!!

あらすじ

法学部に通う木瀬芳樹は、とある探偵事務所に訪れていた。

北見探偵事務所は、中学生の頃にとあることを依頼した先輩と苗字が同じだったから、もしやと思い訪れた。

時間通りに事務所に行くと現れたのは当時の面影の残る女性、北見先輩だった。

今回、木瀬が探偵事務所を訪れたのは自分のことに関することではない。

昔、木瀬の家庭教師をしてくれていた真壁と偶然再開し彼の自宅に行った際に捨てられていた手紙が気になっていたからだ。

『良心があるのなら、結婚をやめろ。』

くしゃくしゃになっていた手紙が過って蹴ってしまったゴミ箱から出てきた。

翌日、真鍋に確認すると交際していた女性 かなみさんとの結婚を決めて2人で住むための新居へ引っ越したタイミングから嫌がらせのような手紙が届くようになったらしい。

警察に相談した方が良いと言ったものの、警察が何かしてくれるとは思えないし近所の目も気になることから真鍋は乗り気ではなかった。

木瀬が探偵や弁護士への相談を提案するとそれならばと真鍋も承諾したのだ。

北見を真鍋に紹介することにしたが、真鍋は北見へ連絡を入れなかった。

真鍋の煮え切らない態度をみて、木瀬は自分が北見へ依頼することにした。費用は少し早いご祝儀とした。

なぜ明るく社交的だった真鍋が再会したときに一瞬警戒するような目をしたのか。

脅迫状を送ってくるのは一体誰なのか。何が目的なのか。

探偵の北見と行動を共にしていると思いもよらない出来事を知ることになった…

感想

読み始めた時からずっと曇り空の下を歩いているかのような感覚でした。

これから大雨になるのか晴天になるのか分からないモヤモヤとした不穏な感じ。

ラストは予想していた中では、最も酷いパターンだったのですが(主人公にとっても真壁さんにとっても)その後の主人公たちが気になりますね。

言うか言わない方が良いのか….

私ならどうするだろう?

言わない…かもしれないな。

帯の『罠、また罠』に読後は納得。

まさに罠の連続です。

知ることも知らずにいることも選べて、それを言うか言わないかも選べる時…どの選択が本当にその人の為になるのか…難しい選択です。

探偵 北見はシリーズ化しないのかなぁ。

初めて読んだ作家さんだったのですが、読みやすくて伏線回収も綺麗だし面白かったので、他の作品も読んでみたいと思いました!

結局、今でも本作ラストの真実を言うか言わないかで自分の中で悩んでる(笑)。

今回の本の本体表紙と裏表紙

単行本の場合、カバーも素敵ですがカバーを取った後の本体のデザイン・色も素敵な本はたくさんありますよね。

今回からカバーを外した時の表紙と裏表紙も紹介して行きたいと思います。

過去に紹介した本も随時、更新します。

表紙です。綺麗なグリーンに洋書のような美しいデザインになっています。

裏表紙です。著者名が記載されています。

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