【読書日記】月曜日の抹茶カフェ/青山美智子

今回の本

前作の『木曜日にはココアを』に続く続編が出るとTwitterで知り、楽しみにしていた本です!

前作と同様に物語が繋がっていく感じなのかなぁ。

そして装幀は田中達也さんのミニチュアなのかなぁと楽しみにしていたら!!今回もミニチュアでした〜〜!!

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あらすじ

12ヶ月を京都・東京と舞台を入れ替えながら季節の移り変わりと人との縁を感じることのできる短編です。

短編ですが、次の話に出てくるのは前の話に出てきたあの人かも?

『1 月曜日の抹茶カフェ (睦月・東京)』

ショッピングモール内の携帯ショップで働く26歳の私。

1月も半ばに差し掛かっている今日は休みなのに間違えて早番出勤してしまった。

そのまま帰る気になれず、モールを一回りしたが何をしてもうまくいかない。

欲しかった服は売り切れ、ファストフード店に行ったけどニットの袖をケチャップで汚してしまうし、洗面台でケチャップを流して拭おうとするもハンカチを忘れていることに気づく。

まだ初詣をしていないせいかもしれないと神社にお参りをし、お気に入りのカフェに行こうと思いついた。

やっとお目当てのマーブル・カフェに到着したものの月曜日が定休日であることに気づいた。

ところが休みのはずのカフェのドアが開き、出てきた人に聞いてみると休みだけれどやっているとのことだった。

ドアにはマーブル・カフェと描かれたプレートの「ーブル」の三文字に白いマスキングテープが貼られ、黒いマジックで「ッチャ」と書かれていた。つまりマッチャ・カフェ。

入ってみると今日だけ抹茶カフェだとマスターが教えてくれた。

和服姿の男性に濃茶を注文し、初めて飲む濃茶に苦労しながらも飲む。

和服姿の男性がスマホ操作で四苦八苦しているようだったので教えてあげると、これがきっかけで会話が続いていき段々と男性を好ましく思うようになるが…

感想

特に印象に残ったのは、『6 夏越の祓』で身の回りの時代とともに変わっていく変化に寂しさを感じていたタヅさん。

最後に今まで大切にしていたものがちゃんと今の世代にも伝わっていることを知る件では胸がぎゅーっと締め付けられました。

前の話でちょっと偏屈な婆さんだなと思っていたので、タヅさんの思いを知れてよかった。

前の章でもラストで紙芝居を楽しんでいる様子が目に浮かび涙が出ました。

良かったねタヅさん。ちゃんとあなたの想いは伝わったし、光都さんも立派に育ったよ。

と本に心で話しかけるほど…

青山美智子さんの本は、どれもそうですが木曜日はココアをと同様に本作も人と人とが縁と呼べるほど濃くない縁で気付けば繋がっていて輪になっているように思います。

前の章で出ていた通行人や客が次の章での主人公になって抹茶カフェから飛び出していくけれど、繋がった縁はまた抹茶カフェに帰ってくる。

世界を超えたり、本作では東京と京都を繋いだり。

読んでいるとジーンとする言葉が沢山あって、メモが止まりません!

各お話の扉に表紙のミニチュアが載っているので、誰がどのミニチュアだったのか知ることができ、楽しめます!

よくもまぁ、こんなにぴったりのミニチュア人形があるもんだなぁとも感心したりして。

読み終えた後、もう一度『木曜日にはココアを』を読みたくなること間違いなしです!

今回の本の本体表紙と裏表紙

大好きなミニチュア写真家 田中達也さんの表紙です!!

飾っておきたくなります!!

青山美智子さんの本は裏カバーまで楽しめるのが嬉しいです!!

カバーを外すと、ザ 抹茶!と言わんばかりの抹茶色!!

反対側はシンプル。タイトルはカバーと同じく抹茶を立てる器のミニチュアもしっかりあって可愛い!!

おすすめ関連書籍

田中達也さんのミニチュアがカバーの本を紹介します!!

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