【読書日記】熱帯/森見登美彦

こんばんは。

もう今年も終わりですね。今年は前厄ということで前半は仕事で色々大変なことはありましたが、なんとか対応しきれたというところでした。来年はいよいよ本厄。どんな困難が待ち受けているのか・・・・しっかりお祓いしなければと思います。

いい占いを信じて。日々前向きに頑張っていきます!

今回の本

今年最後に紹介する本は、コチラです。表紙がミニチュアで有名な田中達也さんが手掛けているようです。本の島に座り込む男性。その横には、だるま?

「この本を最後まで読んだ人間はいないんです」「我ながら呆れるような怪作である」という帯にも惹かれました。

あらすじ

なんとエッセイではないのに著者である森見登美彦先生が出てきます。

次の作品をどのようなものにするか悩んでいる森見先生。ついては、読書に勤しむことにして手に取ったのは『千一夜物語』。千一夜物語は、色んな翻訳者がいる模様。その本の感想を奥様に話している途中、ふと以前に読んだ本について思いを馳せたところ『熱帯』という本を思い出した。

『熱帯』とは、とある若者が南洋にある孤島に流れ着き、本の作者である佐山尚一と出会う。そして、魔王や不可視の群島、魔術の秘密を狙う学団や魔王の娘と話は進んでいく。しかし、森見先生は全て読む前に『熱帯』を無くしてしまい、結末を知ることはなかった。

1週間後、森見先生は国会図書館での元同僚と会う予定があり、沈黙読書会とやらに同行することになった。沈黙読書館とは、謎な本を持ち寄り語り合う会である。面白いのは、持ち寄られた謎を解くことは禁じられていること。ひとつのグループに混じって謎な本についての談義に耳を傾けていたところ、なんと『熱帯』を持っている女性がいた。そして女性は熱帯について語ってくれることになったが、女性も最後まで読むことが出来ないという。その理由はなぜなのか。

女性は『熱帯』について語ってくれることになった。女性と『熱帯』との出会いについて語られ、その中に出てくるキーマンたちと『熱帯』との話がマトリョーシカのように次々と花開いていく。

汝にかかわりなきことを語るなかれーーーー

さあ、今『熱帯』の門が開かれる。

感想

読んでる最中に、今自分が誰の話について読んでいるのかわからなくなることが多々ありました。でも読むのを止められない!『熱帯』を巡る話が次から次へと新しい話が湧き出てきます。そして、後半編はいよいよ『熱帯』を読むことができます。前半編を読んでこそわかる後半編の面白さ。でも本当には理解できていないと思う、口惜しさ。

本の中で本の読み方について談義している箇所があるのですが、この本はマメな人であれば登場人物について関連図を描いた方がしっかり理解できるかもしれません。

私の一番のお気に入りは、この文です。

「本棚というものは、自分が読んだ本、読んでいる本、近いうちに読む本、いつの日か読む本、いつの日か読めるようになることを信じたい本、いつの日か読めるようになるなら『我が人生に悔いなし』といえる本…そういった本の集合体であって、そこには過去と未来、夢と希望、ささやかな見栄が混じり合っている。」

まさに!!!積読もこのように解釈いただけるならば、積み甲斐があるってもんですよ!!

来年も積むぞ!!!

来年もよろしくお願いいたします。

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