この本、実は前に読んでいた本だったのですが、先日DVDを観たので、本と一緒に記録したいと思います。
本では、こちらです。
映画では、ちょっと怖い女である麗子役は深田恭子で、
主人公の晴海は北川景子です。超豪華!!大好きな2人です。
この2人を観てるだけで幸せでしたが、さすがはR指定あるだけある。ショッキングな映像もあります。。。
映画と本では、結末が異なります。私は映画の方がシンプルだけど衝撃もある終わりだったと思いました。
本では、さらにさらに衝撃的で複雑です。でも面白いし、怖い。
単なる多重人格の話かと思いきや、予想のさらに上をいく結末であること間違いなしです。
今ではルームシェアが以前よりもだいぶ世間的にも受け入れられているようですが、同じ部屋に住む人がこの本に出てくるような人だったら怖い。
同じ作者さんでこちらもオススメ。
こちらは、ホラー短篇集。
よもつひらさか=黄泉比良坂
黄泉比良坂とは、古事記で出てくる黄泉の国へと下っていく道のこと。イザナミが亡くなって、イザナキが迎えに行ったものの、ちょっとグロくなっているイザナミを見て逃げ出す時に登ったあの坂です。
(古事記については、別な機会にお話します。好きなのです。古事記が)
どのようなお話が入っているかというと、
・見知らぬあなた
→ある時、自分をの住む公園で人間の足が捨てられていることがニュースになった。それは、自分がよく知っている人かもしれない。そして犯行に及んだのは、文通している「あの人」かもしれない。「あの人」に自首するよう手紙で勧めるが・・・
・ささやく鏡
→自分の未来の姿を映してくれる鏡があったとしたら、あなたはどうしますか?
この物語の主人公は節目ごとに鏡を除き安心を手に入れるが、ある日そこに映ったものとは?
【わたしはこのときはじめて、祖母が言っていた言葉の本当の意味を理解した。「あれは恐ろしい鏡なんだから。」】
・茉莉花
→小説家と小説家の元に訪れた編集者の話。
小説家の本名が茉莉花であり、この名前が嫌いであることの理由を語るところから、明らかになる事実。そして編集者の正体は・・・?
・時を重ねて
→この話は、これまでの話と違い少しスピリチュアルな要素も入ってくる。一枚の写真をめぐる話。男女のスナップ写真。このたった一枚の写真には、いくつもの奇跡が起きて存在しているのだった。
・ハーフ・アンド・ハーフ
→離婚する夫婦。お互い納得しての離婚。そもそも偽装結婚。全てのものを半分こに。住んでいた部屋の2人お気に入りの絵も。なんでも・・・
・双眼の影
→骨董屋で「双眼の影」という小さな箱を見つけた。振るとコトコト音がする。中身は「はなし」だという。店主が語る双眼の影とは?最後の最後まで油断できない怖い話。
・家に着くまで
→タクシーの客と運転手の会話で進む話。ちょっとお喋りが過ぎるのも考えもの・・・
全部で12編あるけれども、全部紹介してしまうのも味気ないのでこの辺で。
残りの5話も期待を裏切らない怖さですよ!!