【読書日記】女子大生つぐみと古事記の謎/鯨統一郎

こんばんは~。

突然ですが、古事記って読んだことありますか?

私は小学生向けの本で1度、中学生向けの本でも、そして以下の文庫で古事記について読みました。

どちらの本も読みやすく、特にレッツ‼古事記は漫画のようで本当に面白かったです。

今回の本

古事記にまつわる重大な秘密って何だろう!気になる!と思わず本屋で手に取ってしまいましたコチラの本です。古事記を多少読んでみたことがある人の方が楽しめるかもしれません。

あらすじ

大学生の森田つぐみは、古事記について研究をしている。以前から古事記は惹かれる分野だった。ある日、大学のコンパでたまたま席が近くになったグループと二次会でカラオケに行くことになった。そのカラオケで薬を盛られるとは知らずに。

気付くと二次会で一緒だった男性の部屋におり、その彼女と鉢合わせてしまい部屋を追い出される。つぐみは、普段であればそのような軽率な行動はしないはずだが何故そのような行動をしてしまったのか物思いに耽りながら歩いていると、突然知らない男性によって車で誘拐されてしまう。

車内で事情を聴く限り、その男性はつぐみを狙っていた別の男性から拉致されるところを助けてくれたようだ。つぐみの知らないところで、政界や警察から追われる立場になってしまった。この状況を打破するには、追われている理由を明らかにするしかない。

もしかすると、物心つくころに養護施設の前に置き去りにされたことが関わっているのだろうか。つぐみの胸にある剣のような痣が理由なのだろうか。

小さいころにどこかの河原で石を拾ったところ、意外に重く父親と思わしき男性に報告したところ詰問されて答えられなくなった記憶がうっすらと残っている。

つぐみが明らかにしようとしていることは、日本の神話を揺るがす大変な秘密であった。

感想

途中、政治のことや警察組織の上の方の政治的なやりとりの部分が少し難しく感じましたが、

思いもよらない方向へ進んでいき最終的な結論には驚きました!実際にそのような解釈があるのですかね?最後の参考文献を読んでみようかという気分になりました。

個人的には、ちょっと女の子の性格が好きになれないかなぁ~というところです。最近、女性が書く女性が主人公の小説ばかり読んでいたからか、男性作家の書く女性は現実的でして。主人公が中肉中背って、なんか現実的で身にグサッと刺さる感じが・・・(笑)

最後は綺麗に解決しているので、読み終えてスッキリ!でした。古事記は、まだまだ奥が深そうです。

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