LINEモバイルとWiMAXでビデオ通話を比較してみました

今年の初めに出張で2ヶ月間ほどマンスリーマンションで生活をしていたのですが、その時に使っていたWiMAXとLINEモバイルでのビデオ通話について比較をしたいと思います。


検証環境

はじめに使用機器についてですが、LINEモバイルはSIMをiPad mini4に挿して使用しました。
WiMAXの方はマンスリーの鍵と一緒に送られてきたWifiルータで使用しました。そのため、ビデオ通話はiPad mini4からWifi接続して実施しました。

対向側は、ドコモ光回線にiPad Air2でWifi接続です。

ビデオ通話はLINEのビデオ通話を使用しました。
Apple製品同士なので、FaceTimeも可能ですが、出張先のモバイル回線が速度制限に引っかかると辛いのでLINEにしました。

LINEモバイル

契約した理由

もともとLINEモバイルを契約した理由としては、出張中に妻とビデオ通話をするためです。
格安SIMは色々ありますが、LINEモバイルだとLINEのパケットがカウントフリーになるので、ビデオ通話をしてもパケット上限に達する心配がなかったことが決め手でした。

また、LINEモバイルのSIMの場合、SMSが使えない環境でもLINEのアカウントを作ることができます。
iPadでビデオ通話用のアカウントを作るつもりでしたので、この点でも好都合でした。



申し込み

申し込みはネットから簡単に申し込めましたが、本人確認書類とクレジットカードが必要です。
LINE Payも使えるようですが、私は使ったことがないのでよく分かりません。

私が申し込んだのは「LINEフリープラン」で1GBのデータ通信容量がついて500円のプランです。

申し込みをすると、1週間〜10日ほどでSIMカードが届きます。
届いたSIMはこんな感じです。

速度

出張中に測定した結果です。
速度的にはそれほど速くはないですが、可もなく不可もなくというところでしょうか?
500円のSIMと考えるとかなりコスパは良さそうです。

こちらは2、3日前に札幌で計測した結果です。
時間帯や場所によっても違ってくるようです。

使用感

格安SIMとはいえ、回線的にはドコモ回線ですし、LINEのビデオ通話なら快適に使えるかと思っていたのですが、結果としては期待はずれでした。

最初は普通にビデオ通話が楽しめますが、時間が経つとだんだんと遅くなって来て最後は通話が切れてしまいました。
カウントフリーなので、データ容量の上限に達したというわけではないですが、長時間通話をしていると回線状況が悪くなりました。

推測ですが、ビデオ通話などの回線を圧迫する類のサービスはあまり使いすぎると速度制限されるようですね。

LINEモバイルのHPで確認してみたところ、確かに以下のような記載がありました。

抜粋
カウントフリー機能の利用により、他のお客様のご迷惑となるような、大容量のデータの継続的な送 受信などを行った場合に、一時的に通信を制限する場合があります。

出典:カウントフリー機能に係る説明書

WiMAX

契約した理由

こちらはマンスリーに標準でネット回線が付いていなかったので、オプションでつけてもらった回線がWiMAXでした。
詳しい契約内容やプランは不明です。

WiMAXについて

こちらがマンスリーの鍵と一緒に届いた機材です。
詳細は不明ですが、AUのWiMAX+2でポケットWifiはW01という端末のようです。

ちなみに、WiMAX+2にはハイスピードプラスエリアモードというのがあり、WiMAX回線とLTE回線を併用してより広いエリアで回線を使用できるようになっています。
基本的にWiMAXは月のデータ使用量に上限はないですが、ハイスピードプラスエリアを使うと上限が7GBになってしまうので注意が必要です。

7GBを超えてしまうと回線速度が128kbpsに制限されてしまいます。

速度

こちらも出張中に東京で測定した結果です。
速度的にはLINEモバイルとほぼ同じぐらいでした。

データ容量に制限がないと考えるとまずまずでしょうか?

使用感

ビデオ通話に関しては、LINEモバイルの回線よりも快適でした。
LINEモバイルで速度制限がかかってしまった後はWifiに切り替えてWiMAX経由でビデオ通話をしましたが、特に問題なく使用することができました。

正直言ってLINEモバイルよりもずっと良かったです。
まあ500円の回線と比べるのもかわいそうな気がしますが。。。

ちなみに、WiMAXも月々のデータ使用量は無制限ですが、3日間で10GBを超えると速度が1Mbpsに制限されてしまうようです。
BGMがわりにずっとdアニメをかけていましたが、速度制限に引っかかると動画の再生中に若干待たされることがありましたが、そこそこ使うことができました。
速度制限中でもLINEでビデオ通話をすることができましたが、若干ラグが発生することもありました。それでもLINEモバイルよりは使えましたね。

今回はビデオ通話での比較がメインでしたが、ビデオ通話以外でもWiMAXの凄さを垣間見ることができました。
WiMAXエリア内ならば固定回線なくても十分なんじゃないかと思うほどでした。

まとめ

今回は出張がきっかけでビデオ通話環境を求めてLINEモバイルを契約しましたが、結果としてはLINEモバイルはビデオ通話には向いていなかったです。

ドコモ回線といこともあり、エリアの広さやデータ通信容量を超えなければ速度も十分でしたが、メインのLINEビデオ通話が使えなかったのは痛かったです。
ただ、ビデオ通話のように回線に負荷をかけるサービスを使わなければ、カウントフリーは良いサービスですし、料金も安いのは魅力的です。
何よりもLINEのアカウントを作りやすいという点では良かったと思います。

そして、予想以上に検討してくれたのがWiMAXでした。
正直これだけ使える回線ならばFaceTimeでビデオ通話をすればよく、LINEは不要でした。

っとまあ普段はドコモ推しの私ですが、LINEモバイルとWiMAXを使う機会が得られたのはいい経験でした。

ちなみに、今年の初めにLINEモバイルはソフトバンクの傘下になっています。
今はドコモの回線でサービスを行っていますが、いずれソフトバンク回線にシフトする可能性もありそうですね。

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