「スマホの奴隷をやめたくて」を読んで”デジタルデトックス”について考える

お久しぶりです。takaです。
最近の更新は妻の読書日記に頼りっきりで私の方の更新は3ヶ月ぶりとなってしまいました。

さて、今回の内容は先に妻に読書日記を書かれてしまった「スマホの奴隷をやめたくて」を読んでの感想記事になります。
この本自体は年末に購入していたのですが、年末年始に風邪をひいたりしてバタバタしていたので読み始めるのが遅くなってしまい、その間に読書モンスターの妻が先に読んで読書日記まで上げてしまった次第です。

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きっかけ

妻の記事でも書いている通り、この本を知ったきっかけはTwitterでした。

最初に著者の「忍足みかん」さんからうちのブログの記事にいいねを頂きましたので、プロフィールを覗いたところ、本を出している方ということがわかりました。
本のタイトルも非常に興味を惹かれる内容だったのでフォローしたところ、忍足さんからフォローバックがあり、ご丁寧にもDMでご挨拶までいただきました。
これは是非とも著書を読まねばと思い、購入したのがこの本との出会いでした。

忍足さんについてはインタビュー記事もありました。
『命かスマホか』忍足みかんがスマホ依存を克服しエッセイを出版するまで

購入にあたっては仕事帰りに書店で購入しようと思ったのですが、書店に行く前に在庫検索が可能な大手書店「三省堂」「紀伊國屋」「未来屋書店」で調べてみましたが在庫はありませんでした
おそらく札幌には在庫がないのだろうと思い、ネットで購入しました。

楽天とAmazonどちらで買うか迷いましたが、到着予定の早い楽天で購入しました。

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今だと電子書籍版もあるようなので、在庫がない地域の方はそちらもおすすめです。

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あらすじ

ざっくり本の構成を書きますと

1章は高校生〜大学生の頃の話で、周りがガラケーからスマホに移行している時期。忍足さんはスマホに拒否反応があったようで、その辺のエピソードが描かれています。


2章は大学生活の中でスマホが必要になり(LINE連絡など)スマホ購入からのめり込んでいく過程が描かれています。


3章はスマホ依存が進み、忍足さんの心身が蝕まれていく様子が描かれています。


4章はスマホをやめてガラケーに変更したことによる変化が描かれています。


付録としてスマホの奴隷をやめるための12の法則が載っています。

本の感想

私も割とスマホは使っているので、「スマホの奴隷」という言葉を見ると非常に気になるタイトルです。

内容は忍足さんの実体験を踏まえてかかれており、読みやすい内容になっています。
高校生〜社会人までの時系列で時代の変化も書かれているので、その時々のネタなどが盛り込まれていて懐かしい感じもしました。

1章に書かれている内容で、「2年縛りでスマホに変えれない」、「親の考えで高校出るまで変えれない」と言った内容はあるあるで共感できる内容がたくさんありました。
スマホの第一印象についても、私の場合はフリックに憧れがあったのですんなりと受け入れられましたが、人によってはタッチパネルに拒絶反応が出たりと反騰が違うんだなっと思いました。
そういえば、スマホ導入期には2台持ちだったなぁとか、色々思い出しました。


2章はLINEがなくて連絡に困るという話ですが、これも確かにあるあるなのかなと思いました。
自分の場合、新卒入社の同期が元々は携帯を持たない主義だったので、連絡に困るということもしばしばありました。そんな同期も今はスマホですが(笑


3章はスマホによる弊害の実体験が書かれていて、耳が痛い内容もありました。
体への支障については、私も肩こりがひどいのでスマホやPCを使うと、姿勢が悪い→肩がこる→目が疲れる→目が疲れるから画面に近づく→さらに姿勢が崩れるといった負のスパイラルを体験していますので、「そうなるよね」っと思いながら読んでいました。


4章はガラケーに戻す話ですが、読んでいて最初に思ったのが「ガラケーに対する偏見が強すぎでは?」と思いました。
さすがにガラケーを使っている人を指差して笑うってないだろうと思いました。
思ったんですけど、よくよく考えると自分もガラケーの人を見ると「おっ珍しいな」と思うことに気づきました。
私は他人に対してそのことをどうこう言うつもりはないですが、人によっては態度に出てしまう人もいるんだろうなと。


付録に載っていた法則はいい内容だと思いましたが、法則が羅列されているだけで、1〜4章までの内容とは違って物足りなさを感じました。
法則を主体に、実体験や取り組んだエピソードも踏まえて書いてあると読み応えがあったのかと思います。まあ付録なのでと言うところは理解はしています。

デジタルデトックスについて考える

この本を読んでデジタルデトックスという言葉を知りました。
改めて調べてみたところ、デジタル製品を自主的に控えるという意味があるそうです。

忍足さんも自主的にデジタルデトックスに取り組み、最終的にはスマホからガラケーに変えたようです。
私も割とスマホを手にしている時間は長いのでデトックスした方が良いとは思っています。

心がけていること

スマホに触っている時間は長いですが、「ながらスマホ」はしないことを心がけています。
例えばバスを待っている間は使っても、乗り降りの時は必ずスマホを閉じることにしています。

SNSもあまり投稿しないようにしています。
FaceBookは半年に1度程度で、自分の生存報告と周りの生存報告程度にしか使っていません。
Twitterはブログの更新通知と気に入ったツイートにいいねするぐらいです。DMやコメントをいただければ反応はします。(詐欺系は無視です

昔はそれなりに発信していましたが、今はROM専を心がけています。

周りの迷惑

通勤中すごく気になるのが、改札だろうと車両の乗り降りだろうと階段だろうとお構いなしにスマホの画面を見っぱなしの人がいます。
はっきり言って邪魔ですし、危ないです。
そしてながら歩きをする人たちのやっていることはほとんどがゲームかSNSです。
年齢が上がってくるとニュースサイトを見ているサラリーマンも多いです。ですが、どれもこれも1分1秒を争うような内容ではないはずです。

疑問点・ひっかかり

話を戻しますと、忍足さんはスマホからガラケーにすることによってデトックスを行いましたが、そもそもガラケーにしたところで解決する問題なのか?ということが気になりました。

ガラケーであったとしてもSNSやゲームは可能ですし、PCもあります。
本の中でもスマホが使えなくなった時にネットカフェに行ってPCからSNSに投稿したというエピソードもありました。

本を読んでいて引っかかっていたのは、スマホ依存はスマホが悪いという形で書かれていますが、本当に悪いのはスマホではなくサービスではないかと言うことです。

依存の元となっている承認欲求などはハードに依存するものではなく、サービスに依存するものであるはずです。

確率アップを煽って何度もガチャを引かせようとするゲームであったり、継続してゲームをさせるために時間で回復する回数制限、いいねの数を競い合うSNSなど人間が依存しやすい方向に持っていこうとするやり方に問題があると思ってます。

デジタルデトックスに必要なことは?

サービスの方に問題があると書きましたが、スマホからガラケーに変えること自体は無意味ではないと思っています。

特に忍足さんの本の内容からは儀式的な意味合いが強いのではないかと思ってます。
そう言う意味ではハードや契約内容を変えるというのは凄くいい手段だと思います。

やり方によっては、いくつか方法があると思います。
・アプリを削除する
・アカウントを削除する
・AppleIDのパスワードを変更して親に預かってもらってアプリを新規インストール出来なくする
などの方法でもデトックスは可能かと思います。

まとめ

長々と書いてしまいましたが、今回ご紹介した本は文章も読みやすく、ページ数も多くないため普段本を読まない人でもおすすめの一冊です。
内容も共感できることが多いので、すっと読めるはずです。

今の時代に考えなければいけないことについて問題提起していますので、是非読んでみてください。


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