こんばんは。
久しぶりの読書日記の更新となってしまいました!
今月から産休に入ったので、今のうちに読めるだけ本を読みたいと思っています!!
何冊ぐらい読めるかなぁ。2日に1冊読めたら積読も少しは減るんだけれど・・・・
Contents
今回の本
以前に紹介した『神様の居酒屋お伊勢』の作者さんです。
スピンオフになるのかなぁ。今回も舞台は伊勢神宮の門前町!!
あらすじ
東京から1人で伊勢神宮の門前町 おはらい町にやってきた葉月。
周りはカップルだらけの中、1人でやってきた理由とは伊勢の居酒屋で働いている莉子に話を聞いてほしかったからだ。
葉月は学生時代から交際6年8か月、同棲も半年していた彼氏の希望する専業主婦になるべく会社の退職手続きを完了させた最中、『ごめん、別れよう』の一言で別れを告げられたのだった。
莉子の働く居酒屋に向かう途中、路地裏でセンスの無い看板を見つけた。
その店は、周りの家よりも少し広いお屋敷のようだが草木が生い茂っていた。古くからの家が立ち並ぶ街並みをぶちこわしているのは、蛍光イエローの看板に虹色のグラデーションで書かれた文字。
”神々よ、ここに集たまえ”
この文言だけで、かなり怪しいがよく見ると黒のマジックで【今春リニューアルオープン!】との文字が。
看板を観察しつつ、そのデザインのありえなさに独り言をつぶやいていると、ちょうど同年代ぐらいの男性が後ろに立っていた。
どうやら、この怪しい看板を掲げている店の店主のようだ。
一通行人の意見として看板を外した方が良いのではと提案するも塩を撒かれてしまった・・・
その後、無事に莉子の働く居酒屋にたどり着き、ビールを飲み進めながら別れを告げられたことや怪しい看板の店であった出来事を話して楽しく過ごした。
…がついつい酒が進みすぎ、ホテルを取っていると嘘をついて居酒屋を出たものの完全に酔っぱらってしまった葉月は、気付くと例の塩を撒かれた店の前まで来ていた。
泥酔し今にも吐きそうな葉月を発見した店主は、店のトイレを貸してくれた。
それだけでなく、お茶を入れてくれた。どうやら、その店は茶屋で店主の名前は拓実というようだ。
入れてもらったお茶の美味しさから、お茶に興味を持ち始める葉月。そして、退職手続きを済ませていた会社に今更戻ることもできないこと、これから先の身の振り方について拓実に相談している間に眠ってしまった。
翌日、店の中の客室で目を覚ました葉月。拓実を探して店の中を歩いている間に変わったものをみた。
シャボン玉のように透明で虹色がかった小さな丸の集団や、黒い着物に黒いベールをかぶり、さらりと伸びた銀色の髪のコスプレのような美形の男性。
ようやく見つけた拓実や美形の男性ツキヨミによると、どうやら葉月は神様たちが見えているようだ。
ツキヨミの占いにより葉月は拓実の店で働くことになった。伊勢神宮の神様たちが集まるこの店で。
感想
神様の居酒屋お伊勢が終わってしまって、もうあの面白い神様たちに会えないのか~と寂しく思っていたところに本作!!
あれ?これ、シリーズ化してくれるんだろうか?
やっぱりツキヨミがキャラが濃くて、人情味溢れていて良いです!居酒屋では、稀にしか来店していなかったけれど、ツキヨミは茶屋の常連のようで出番が多くて嬉しい。
茶屋だけれどスイーツは最初置いていなく、かといって作るのも大変。
ならば、神様たちの近くにあるけれど中々買いに行けない おはらい町のお菓子を買ってお茶と一緒に楽しんでもらうというアイデアがすごい!
葉月は色々と着眼点が鋭くて、面白い発想をするので見ていて応援できる主人公でした。
拓実との関係も今後気になる~~~!
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