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今回の本
久しぶりに立ち寄った本屋にて、書店員さんによるA4サイズの紙に手書きで猛烈プッシュされていたので気になって購入しました!
※以下は電子書籍のリンクです※
あらすじ
ある日突然、日本に住む家族から引き離されて学校へと連れてこられたマモル。
マモルの他に学校には5人の子どもたちがいたが、皆同じように連れてこられた者たちだった。
マモル以外に日本語を話せるステラとは仲良しで、彼女は11歳と名乗っているがマモルよりもお姉さんっぽいので、本当は11歳かどうか怪しい。
女の子は他に”妃殿下”がいて、”けらい”、”詩人”と”中立”がいる。これらのあだ名はマモルがつけたものだ。
ステラと妃殿下の2つの派閥があり、”詩人”とマモルはステラ派。”妃殿下”と”けらい”は、いつも一緒にいて、”中立”はその名の通りどちらの派閥にも行き来している。
学校での生活は奇妙なものだった。
実習というものがあり出されたお題に対して推理をしなければならない。
学校の外には出ることが出来ず、外には獰猛なワニがいた。
食事はとても成長期には物足りない味付けと内容で、楽しみは自販機で買うスナック菓子。しかし、それを買うのにもテストで点を取らなければお小遣いがもらえない!
皆それぞれになぜこの学校があるのか?自分たちは何故ここにいるのか?について考えを巡らせていた。
秘密探偵を養成するための施設? 前世の記憶を持ったものが集められた? VRの世界?
校長先生であるシウォード博士、そして寮長に管理される子供たち。
ある日、新入生がやってきたが次の日から姿を見せなくなってしまった。
そして新入生を探しに校長先生と寮長が外出している間に子供たちが次々と殺されていく。
犯人は誰? この学校は一体何?
感想
閉ざされ、そしてなんとも目的の不気味な学校と子どもたち・・・・
最初に想像したのは、映画化もされた『約束のネバーランド』でした。
「この学校は一体何なのか?」を前半は子どもたちの推理とともに一緒に考え、答え合わせはどうなるのかと楽しみにして読んでいたら・・・・
新入生が来てからの怒涛の事件と展開・明かされる真実については、本当に驚き本にのめり込んでしまいました!
読み終えてからわかる、そこかしこに張り巡らされていた伏線・・・・
これ、序盤で真実に気付ける人はいないんじゃないでしょうか??
「あーーー!なるほどねぇ!!」と納得できる真相だったので、モヤモヤは特に残らずすっきりと読了しました。
読み終えて、最初の方のページをもう一回読んでみたり・・・・
忘れたころに再読すると伏線をもっと楽しめるかもしれませんね。
ミステリ好きにおすすめの一冊です!
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