残りものには、過去がある/中江有里

今回の本

今回の本は、積読していた本です。

買った当初は新刊で出たばかり。平積みされていたものを手に取り、少し読んで文体やテーマが私好みだったので即購入しました。

あらすじ

某日 清掃会社社長である伊勢田 友之とその会社の契約社員である鈴本 早紀との結婚式がホテルで行われる。

新郎は大柄でカバのようなムーミン似。

一方、新婦は新郎よりずっと若く細面で凛々しく妖精のように美しい。

式の中での指輪の交換時に新婦の手が震えていたが、新郎が耳元で何かを囁くと落ち着きを取り戻し無事に式が進行した。

披露宴では、新婦友人である栄子と新郎友人の池田、そして新婦の親戚である叔父一家、新婦の友人数名が同じテーブルについた。

友人代表スピーチまで務めた栄子は、実はレンタル友人だ。

そして、池田は披露宴中に何やら厄介ごとに巻き込まれてしまう。

叔父一家の娘である貴子は披露宴中にかなり酒を飲んでいたが、新婦と顔を合わせるのに気まずい思いがあった。

新郎新婦、そして披露宴に出席した人、しなかった人の抱えている秘密とは??

感想

私は、1つの情景に出てきた人物をメインにした章が順に続いていく物語が好きです。

青山美智子さんの本もそうかな。

今回読んだ本は、結婚披露宴という1つの舞台に対して、列席した人やしていない人それぞれの目線の物語が綴られています。

最初は、新婦のレンタル友人 栄子目線でのお話。

なぜレンタル友人をやっているのか?

栄子が抱える悩みがあってこその友人代表スピーチは素晴らしかったです。

そして、披露宴中に栄子に絡む同じテーブルにいた新郎友人の池田。

栄子の章では、ただただムカつく酔っ払いだったけれど、まさか披露宴の最中にそんなことに巻き込まれていたとは。

最後には池田を見る目(見てないけど)が変わりました。

新郎新婦それぞれの章も読み応えがありました。

なぜ『歳の差』『美女と野獣』『玉の輿』と言われる結婚に至ったのか。

2人には幸せになって欲しいと強く願いました。

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