【読書日記】マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ/古内一絵

おはようございます!

今日は朝からの更新。

札幌は寒い日が続いたと思ったら、プラス気温が続いたりと寒暖差が激しいです。

雪は昨年より少なくて助かっています。

雪が積もると除雪車が歩道の角に雪を積むから、車で右左折する時に見えなくて苦労するんですが、今年はまだ積み上がっている高さが低いから大丈夫。

免許取って2年目。ヒヤリは数々あったけれど、これからも安全運転で頑張る。

最近、教習車をちらほら見るように。時期的に大学生や高校生かな?

これから免許取る学生さん達、頑張って!!

今回の本

たびたび、インスタ読書タグで見かけるオシャレ装丁のこちらの本。

これまでは、『夜食カフェ』の話なんだ〜と思い、読むまでには至っていませんでした。

今回、読むきっかけになったのは、装画が西淑さんであるということを知ったから。

先日紹介した本も西淑さんが装画を手掛けていて、読み終わった後も本の装丁を見ているだけで中身をしみじみ思い出して浸ることが出来たので、もう少し西淑さん装画の本を集めたいなと思ったのです。

ちなみに先日紹介した西淑さん装画の本は、こちらです。こっちの装画も美味しそうです!

【読書日記】さんかく / 千早茜

あらすじ

全部で4つの章から構成され、各章にお話の中で出てくる料理の名前がついています。

少しだけ紹介しますね。

↓↓↓

商店街の路地裏のそのまた奥。

人が1人やっと通れる細い道を入ると、現れる一軒の古民家のような家。

中庭の真ん中にはハナミズキが植えられ、その根本に「マカン・マラン」と記された小さなスチール看板が立てかけられていれば、夜食カフェが営業している合図。

不定期オープンな上、場所が場所だけに常連でなければ気付けない。

重い木の扉を開けた向こうには、アジアの隠れ家リゾートを思わせる内装の部屋。

その店も店主は、身長180cmを越すショッキングピンクのボブウィッグに長い付け睫、艶々と輝く真紅の唇をした女装の男性。ドラァグクイーンのシャールだ。

日中は、『ダンスファッション専門店シャール』として営業し、お店で働く女装男性用の衣装や商店街の社交ダンスを楽しむオバちゃん達へドレスや靴などを売っている。

不定期オープンの夜食カフェに訪れた悩める人たちは、シャールの料理を食べて新たなきっかけをもらい、心も体も温めて次の一歩を踏み出せるようになっていく。

しかし、シャールにも店にも抱えている問題があって・・・・

感想

西淑さんの装画に惹かれて手に取ったこの本ですが、本屋でパラパラと読んでいてズバッと心に刺さりレジへ持っていく要因となったのは、第一章の『春のキャセロール』です。

広告代理店で企画グループのチーフとして、20年勤めてきた塔子の話。

塔子の勤める会社で早期退職者の募集の話が出たことから始まる、この話は私の心にもグサリと刺さりました。

ちょっと気になる話題だったので、本を持って迷わずレジへ。

買ってから気付いたのですが、装画のポストカードとレシピ付きフリーペーパーも挟んでありました!嬉しいおまけ!

シャールの温かい人柄と料理で、少しずつ心のコリをほぐして、次の一歩を踏み出す人たちの話を読み、明日への活力になりました。

そして、自分も少し手の込んだ温かい料理を作ろうとやる気も出ました!毎日は大変だけど、早く仕事が終わった時は、きちんと作りたいなと。

この本のシリーズはすでに後3冊でていて、しかも完結している様子。

文庫はまだ出ていないけれど、せっかくだから単行本で揃えたいな。

シャールの体調も心配だし、シリーズ読破は必須な一冊でした。

↓ レシピ付きフリーペーパーとポストカード。可愛い!

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