【読書日記】さんかく / 千早茜

こんばんは。

最近、装丁買いをしがちな私です。
単行本も文庫本も装丁が自分の好みのものだと本棚に置くときに面陳してみたりすると、一気に雰囲気が変わる気がします。

・・・気がしているだけで、未だに面陳チャレンジできていません。
本が多くて、面陳するスペースがもったいないという状況です。でもどの本にも思い入れがあり、よほど合わない本出ない限り、手放さないのでどんどん増えてゆく。

そんな増えた本たちを眺めるのもまた至福の時間なのです。

今回の本

新刊本コーナーを巡回していたところ、マットな緑に白いご飯が入った鍋にパフェが鮮やかで、美味しそうで。一度見たら目が釘付け。

帯を読むと、『京町家』とのキーワードを発見。どうやら京都が舞台のお話のようです。

あらすじ

東京での仕事に疲れ、会社を辞めて京都の町家で暮らす高村夕香。いつものように、土鍋でごはんを炊き、三角の塩むすびを作って食べながら仕事をする。気付くと夜になっていた。携帯には伊藤くんからメッセージが届いていた。

10年以上前のフリーター時代に大学生の伊藤くんと同じカフェで働いていたことがあった。高村は30半ばで伊藤くんは6こ年下。

以前に居酒屋で再開して以来、月に一、二度飲みに行くようになった。食べ物の好みが似ているので頼んだものに共感できる。それだけの関係だった。

ある日、大阪に住んでいる伊藤くんが飲み過ぎてしまい高村の家に泊めることになる。ただ泊めただけだが、それから徐々に伊藤くんが高村の家にご飯を食べに来るようになった。そのタイミングで、伊藤くんの住む所の更新が迫り、高村の家でルームシェアをすることになった。

恋人関係になりそうでならない2人だが、そもそも伊藤くんには年下の彼女がいた。彼女は動物の死体を解剖する研究で忙しく、手軽に食べられるものを好む。

食の好みと人との関係。3人が出す結論は?

感想

読んでいて最初の章で、まず白いおにぎりが食べたくなります。そう、できれば『さんかく』のおにぎりを。

私は年代も近いし高村さんの味方をして読んでしまいました。伊藤くんの彼女の華は、研究者としては素晴らしい心意気だけれども若いが故の奔放さが私には自分勝手に見えてしまいまして。

そして、そんな華に振り回される伊藤くんが落ち着ける高村さんと居る方に傾くのも肯ける。

けど伊藤くんの無自覚な一言は、刺さるわー!もう少し、年上のお姉さんに対する態度を学んでくれ!!

色々と思うことはあるけれど、高村さんの作る料理がどれも美味しそうで食べたくなります。

ぜひ白いさんかくおにぎりを側に置いて読んでみて欲しい一冊です。

ちなみに表紙を剥がすと、作中で出てきた食べ物が!

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