【読書日記】外資のオキテ/泉ハナ

こんばんは!
なんだか久しぶりの更新になってしまいました。

ですが、本はバンバン読んでます!そして同じ・・・いや読むスピード以上に本も購入しています。
積読を消化するには、一体どのぐらいかかるのやら。
この秋は、読みたい本が沢山書店に並んでいて、誘惑が多いから仕方ないと腹をくくって、本を買う日々です。

今回の本

外資系の会社ってどんな感じなんだろう?やっぱりプラダを着た悪魔やキューティブロンドのようにドライで結構自由な雰囲気なのかしら?・・・なんて思いながら一度は平積みしているところから遠ざかったのですが、気になって戻って購入した本です。

あらすじ

学生時代に『アリー my love』を見ては憧れた英語を使ってバリバリ仕事をこなすキャリアウーマン。自分もいつかなりたいと思っていたけれど、日系のお堅い会社で仕事を続けていたが、学生時代に同じ夢を見ていた友達からの何気ない一言から一念発起して、27歳で会社を辞め、夢をかなえるためにアメリカへ1年間語学留学に行った貴美子。

アメリカでは、英語を真面目に勉強し、語学力に自信もつき早速外資系企業の面接を受けることになった。面接官・鈴木は日本人女性で働く女性のイメージそのものの人だった。彼女と会話しているうちに、語学留学は留学とは言わないということを知り貴美子は愕然とする。

そして、鈴木から語学力を知りたいから英語で質問しますと言われたが、あまりに流暢な英語で少し自信のあった貴美子は全く英語がわからなかった。鈴木は高校からアメリカにおり、大学卒業してそのまま5年シカゴで働いて日本に戻ってきたのだという。貴美子は自信を持っていた語学留学も英語力も打ち砕かれてしまった。

結局、日系の会社で長く事務として働いてきた経験を買われ、まずは派遣社員という形で鈴木の会社で働くことになった。

そして、最初に派遣された会社はオフィス閉鎖が決まっている外資系企業の秘書補佐だった。

派遣される会社は曲者が多いが、貴美子は無事に夢をかなえられるのか?

感想

貴美子の輝かしい語学留学経験は、最初のほんの数ページで打ち砕かれてしまいます。たった1年の語学留学では外資系企業の求人には引っ掛からないことを知り、そして上には上がいることを知り、世間って厳しいなぁと読んでいて思いました。

そして、外資系企業のドライなところと日本支社なので日本ならではのウェットなところが入り混じっていて、身近に思いました。誰かに認めてもらうために頑張るのではなく、本当に大切な物は?ということを改めて思い出させてくれる一冊でした。

著者自身も外資系でバリバリ働いていたようですね。

この作家さんの『外資系オタク秘書 ハセガワノブコの華麗なる日常』も読んだことがありますが、面白いですよ。おススメです!

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