こんにちは。
今月はマインクラフトに今更ながらハマりまして、本を読むペースがかなり落ちています。
改めて積読本から今の気分で読みたい本を選んで読み始めているところなのですが、積読本の中にも沢山読みたい本があって体が足りない!!!
午前は読書、午後はマインクラフトという風に娘が寝ている時間は分けてみようかな。
Contents
今回の本
本屋大賞ノミネート作品ということで読んでみたいと思っていたところ、主人からノミネート作品をまとめてプレゼントしてもらいました!
ありがたやー!
あらすじ
都(みやこ)は32歳、茨城のアウトレットモールに入っている服屋に契約社員として働いている。
以前は東京の自分が好きな服屋に正社員として勤めて店長経験もあったが、母親の介護のために地元に帰ってきた。
母親は更年期障害で、かなり重症であり日常生活もままならない状態だ。
父親も今までいた部署から閑職と呼ばれる部署に移動して家のことをやっている。
ある日、昼食をとるために入った同じモール内の回転寿司店で、店員の態度が悪かったため注意をした。
それが貫一との出会いだった。
貫一は中卒で、回転寿司店にはアルバイトで入っていた。
貫一と交際するようになるが、貫一のアパートには風呂や洗濯機はなく、そのためにコインランドリーや銭湯に行く。
都は貫一との結婚を考えているわけではなかったが心のどこかで期待もあり、その日暮らしをするような貫一に都は不安を募らせる。
貫一と交際するようになって、実家に帰るのが遅くなるようになり、母親の介護について父親から不満を言われる。
そして職場では、店長の行動が怪しくアルバイトたちが店長に対して不満を持っていて都は調整役になりそうだ。
恋愛、介護、仕事のどれも不安を抱え、迷い悩む。
『地球はただ太陽のまわりを円を描いて回っているのではなくて、スパイラル状に宇宙を駆け抜けていて、一瞬たりとも同じ軌道には戻れないのだと』
感想
最後は、騙されたー!というよりプロローグを読んで、ある展開を思い込んでたから予想を覆されたと言う方が正しいですね。
最初の方は読んでいて苦しかったけれど、ラストは「この本読んで良かったー!!」って思いました。
主人公の都が母親の更年期障害による重度の体調不良の介護を重荷に感じていること、そして父親にズバリ言われてしまうこと。
職場での人間関係と今の雇用状況に対する不安。
彼氏の貫一に対する将来の不安。
どれも32歳という年齢もネックになってくる悩みばかり。
介護の下りは読んでいて辛かったです。自分も今後は避けて通れない道だと思うので….
タイトルに出てくる「自転しながら公転する」と言う言葉が割と早い段階で出てきてびっくり。
そして読めば読むほど、その言葉が重くのしかかってきました。
都の友達の価値観はどれも納得できるもの。
都にはあんまり感情移入出来なかったけれど、悩みまくって周り道して選んだ道もゴールではなく、そこから先も悩み迷いながら進んでいくことを改めて感じました。
結構分厚い本ですが読み始めると、あっという間でした!!
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