こんばんは。本日読み終えた本について。
春に映画が二部作にて上映されるサクラダリセットシリーズ1である「猫と幽霊と日曜日の革命」。
ずっと本屋で見かけるたびに表紙の絵が素敵だなぁと思っていたけれど手には取っていなかったこの本。
サクラダファミリアと何か関係が??と思い読んでいなかった。結局全然関係がなかった。
ちょっとだけ、この本を紹介。
能力者の街・咲良田(さくらだ)に住む者たちは、なんらかの超能力を持っている者が多い。だがこの街を出ると、その能力があることを忘れてしまう。だからこの街の住人は、あまり外の街へは出ていかない。
この街に住む、浅井ケイと春埼美空も能力者。その能力を使って問題を解決する奉仕部に所属する。(奉仕部とは学校の部活である)この2人は、セットで強力な能力を駆使している。
それは、
浅井ケイ→見聞きしたことを絶対に忘れない能力。
春埼美空→世界を最大三日間巻き戻す能力。
美空の能力の方が強力のような気がするが、セットで動く理由、それは美空の能力はケイの「リセット」という言葉がないと発動しない。また、リセットした場合、リセット前のことを美空は覚えていないがケイは覚えている。
うむ。すごい能力である。
第1巻は本のタイトルどおり、猫探しから始まり、幽霊が出てきて、日曜日には革命が起きる。タイトルに含まれている言葉が全てキーワードである。
これの実写化は、どうなるんだろう。
色んな能力が沢山出てきて、面白かった。でも能力を発動させるには、それぞれ制限があって、それもまた面白い。
リセットされるたびに、途中よく分からなくなってページを戻して振り返ったりした。でもケイの言葉で「ああ、そうだった」となる箇所が多く…気分は美空になった感じ。なんて。
ケイの能力って便利だけれど辛いよなぁ。リセット前の世界をケイだけが知っている。周りのみんなはリセットされたことすら知らない。忘れたい記憶も忘れられない。
この後、どんな風に続いていくんだろう。ケイと美空の関係も気になるけれど、謎の少女との関係がどうだったのかも気になる。それにそれに、革命を起こそうとした子との関係も。
あれ?ケイの周りって女の子ばっかりじゃない。モテ男なのかしら。次の巻でケイ自身の描写ももっとあるといいなぁ。美空の過去も明らかになっていくのかなぁ。
続きも読まなくては!!
この本で心に残る言葉はコレ↓
「リセット」たったひと言。それだけで世界が、意味を取り返す。