こんにちは。
今日は雪が断続的に降っています。
ちょっと最近主人が何気なく言った言葉で気になるのがあったので紹介まで。
『ゴミを捨てる』は英語で throw out 。
throwは、『投げる』や『放る』
北海道弁ではゴミを捨てることを『ゴミを投げる』と言います。
あれ?北海道弁ってグローバルなんじゃない?
Contents
今回の本
『本屋』や『書店』と名がつく本は、気になってしまいます。
今回の本は書房というキーワードと任侠というちょっと物騒な名前がついていたので、気になって本屋で数ページ立ち読みしてみたところ、続きが気になって購入したものです。
実は購入時の帯を見て気づいていたのですが、任侠シリーズで続くようですね。
第二弾の任侠学園は2019年に映画化しているようですね!
あらすじ
阿岐本組の代貸(ナンバー2)である日村誠司は、闇金をやっている丸橋から追い込みの仕事を頼まれていた。
その仕事というのは、精密加工を行っている小さな町工場の借金の取り立てだった。
阿岐本組は、組長と日村そして若い衆が4人のヤクザだ。そして、地域の人々の信用を大事にしている。
追い込みを引き受けないと組も苦しくなるため、まずは組長に伺いを立て、対応は日村に一任された。
それだけでも悩みどころなのに、組長は兄弟の盃を交わした組長から出版社を助けて欲しいと相談を受けたという。そして、助けるために出版社の社長をやるから日村もその会社の役員をやれとのこと。
翌日から日村は、組事務所と出版社へ交互に出向くほかに、例の工場への取り立てにも行かなければならなくなった。
出版社では、出社したものの売れ行きの良くない雑誌や文芸書の立て直しに奮闘する事になる。
しかし、立て直しはそう簡単にもいかず、もともと出版社に勤務していた編集長たちとの衝突もあり・・・・
さらには出版社のある土地を仕切っている組や警察との交渉まで。
感想
全体を通して、阿岐本組(あきもとぐみ)のナンバー2である日村誠司は苦労性だなぁと同情してしまいました。
今までヤクザものは好きではなく読んでいなかったのですが、本作に出てくる阿岐本組の組長を含めた6人みんな性格が良く、このシリーズは順番に読んでみたいなと思っています。
特に若い衆の1人である真吉が編集長からもらった万年筆を大事に嬉しそうに使っているところは、想像すると心が温かくなりました。
その後の万年筆をめぐっての警察とのトラブルのところでは、スピード感があり一気読みでした。
日村は組長の気まぐれに付き合って多方面での調整役をこなしており、一般の会社でいう中間管理職の役割をこなしているように思いました。胃に穴が開かなければいいのだけれど・・・。
日村が本当に機転が効いており、言動にも責任感を持っているため読んでいる間、ずっと日村を応援していました。
今作で出てきた登場人物がその後のシリーズでどのように活躍していくのか、読むのが楽しみです!
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