こんばんは!
今週は、札幌でも初雪が観測されましたね!いよいよ冬到来です。
ところで、札幌も日に日にコロナ感染者数が増えてきていて怖いです・・・
今月末には出産予定なので、どうかこれ以上感染者数が増えませんように。
そうじゃないと、立ち会い出産や面会禁止になっちゃうよーーー!!!
Contents
今回の本
気を取り直して、今回読み終えた本を紹介します。
インスタで見かけることが多い、この黄色い本。
タルト・タタンとはなんとも美味しそうな題名!そして、何やらワインを注いでいるように見える髭を生やしたダンディなシェフ。
帯には、「絶品料理と極上の謎解きをご用意しております」との言葉!
フレンチ食べたくなる〜〜〜。
あらすじ
〈パ・マル〉。日本語で〈悪くない〉と名付けられたフランスの家庭料理を楽しめる小さなレストラン。
シェフは、2人。料理長である三舟シェフは、無口で長めの髪を後ろで結び、無精髭を生やしてさながら武士のようだ。
なんでもフランスで修行中にその名前から、「あの三船敏郎の親戚なのか?」などと聞かれまだフランス語を習得しきれていなかったため、ウイウイと答えていたら侍がいると話題になってしまい、このスタイルになったとのこと。
そして、もう1人のシェフは志村シェフだ。志村シェフは、この店がオープンするまでは、高級ホテルのメインダイニングで働いていたが、三舟シェフの料理に傾倒しており、店を出す際に自分から雇って欲しいと頼んだという。
フレンチに欠かせないのがワインだ。金子さんは20代後半でワイン好きが高じてOLを辞めて、この店でソムリエをしている。趣味は俳句だ。
ギャルソンは、高築(たかつき)のただ1人。以上の合計4人がこの店の従業員だ。
物語は、高築の目線で語られていく。
最初のお客さんは、近くの画廊の若きオーナーである西田さん。二週間に一度は来店してくれる常連の一人だ。
今回は綺麗な女性と一緒であり、婚約者であるとのこと。しかも金子さん情報によると最近人気の小劇団の主役級男役であるようだ。
その夜は、デザートのタルトタタンまで楽しみ満足してもらえたようだが、二週間後に西田さんが仕事関係の人と訪れた際、西田さんは料理のほとんどに手をつけていなく表情も暗かった。
尋ねてみるとお腹の調子が良くないとのこと。消化に良い料理を急遽用意して、西田さんにも料理を楽しんでもらえたが、閉店直前に西田さんが店に戻ってきた。
どうやらお礼を言うためにわざわざ戻ってきてくれたようだ。話を聞いていると、どうやらお腹を壊したきっかけは、婚約者が作ってくれたフランス料理を食べ過ぎてしまったことが原因のようだ。
デザートにはタルトタタンまで用意してくれていたらしいが、オーブンで焼いている様子を聞いていると三舟シェフは違和感があったようだ。
果たして、西田さんがお腹を壊してしまった原因は一体なんだったのか?
感想
とにかく毎回出てくる料理が美味しそう!各章のタイトルも作中に出てくる黒板に書いてあるメニュー風になっていて、凝ってます!
フレンチに明るくない私でも料理の描写や作る工程が記載されているので、なんとなくこんな感じの料理なのかな〜と想像して読むことができます。
レストランに訪れる人たちが抱えているトラブルや今でも謎のままの過去のちょっとした事件について、三舟シェフがそれにまつわる料理を実際に作って解決・解説するところは読んでいて爽快です!
働いている人たちも皆んな魅力的でスタッフの人数が少ない(4人)だからこそ、登場人物を覚えられ、のめり込めます。
登場人物が多いと「あれ?この人なんだっけ?」となって、なあなあで読み進めてしまうので…..
スタッフがこのビストロで働くことになったキッカケなども他の巻で描かれてゆくのかなぁ。
続きが気になるので、早速注文しました!
これから読む方は先に既刊の2冊も手元にあった方が良いかもしれないですよ!
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