【読書日記】俺、猫だけど夏目さんを探しています。/白野こねこ

こんばんは!

今日も1冊読み終えたので、昨日に引き続き連続で読書日記を投稿します!

いいペースで読み進められているので、このペースをもう少し続けていきたいなぁ。。

今回の本

結構前に購入して積読していた本なのですが、時間のある今ようやっと読みました!

すっごく良いお話だったので、もっと早く読めば良かった〜〜〜

あらすじ

※猫目線でお話が進みます。

とある街に5年ほど住んでいる猫。名前はあったけれど忘れてしまったので、今はない。

名前は無いけれども、公園にいるといつも餌を持ってきてくれる人間がいる。

夏目さんだ。(5回以上、餌やり当番を続けるだけの根性があったことから名前を覚えてやり、冬を越して春を迎えたため、夏目さんに昇格したのだ。)

しかし、ここ一週間ほど夏目さんの姿を見ない。何か理由があったとしてもこの俺の餌やり当番をなんの断りもなく途中で放棄するとはけしからんことなので、夏目さんを探すことにした。

夏目さんと今まで遭遇した地点を回ってみることにした。

夏目さんと初めて出会った場所に再び遭遇した場所、そして猫の扱いが上手な男と夏目さんが一緒にいた場所。

そのどれにも夏目さんは、いない。

しかし、誰も住んでいなさそうな一軒家に夏目さんと男をみかけた。どうやら七輪を持ち出して何やら始めようとしている。

どうやら幸せそうなので、明日は餌やり当番に来るようにニャーと鳴いて、その場を立ち去った。

・・・・が翌日も夏目さんは来ない。そして、周りの様子がどうやらおかしい。これは一体何が起きているのか??

感想

この本は前半と後半でお話が分かれると思います。

前半は、夏目さんと出会うまでのお話を思い出のスポットを巡りながら回想してゆきます。

夏目さんと使い魔の男との出会いも素敵で、クロがきっかけでどんどん距離が縮まっていく様子は微笑ましいです。

そして前半のクライマックスであるクロの秘密。この部分を読んで、泣きました!!

ほとんど感じないほどの違和感は、それが理由だったのかと。

そして後半は、無事に夏目さんの元で飼い猫となったクロと双子の赤ちゃんのジャレ合っているシーンは本当に和みます。

後半部分でクロに関して新たに明らかになる出生の秘密。

猫目線で語られる本ですが、あっという間に夢中になって読み切ってしまいました。

この作家さんは、他にも猫に関する本をいくつか出しているようです。名前も『こねこ』さんですしね!

文体も読みやすかったので、他の本もぜひ読んでみたいと思います。

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