【読書日記】京都ぽんぽこ着物修繕帖/道具小路

こんばんは。

今日はクリスマスイブですね。来年のカレンダーを見て、23日が祝日になっていないことに衝撃を受けました。
来年の12月は年末年始以外の祝日なしですよ・・・
ショックすぎる・・・

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今回の本

本屋で見かけて、一旦通り過ぎたものの気になって戻った例のパターンで購入した本です。

「京都」と「ぽんぽこ」。そして可愛らしい狸がいっぱいの表紙に惹かれました。

あらすじ

最初の一文から割と衝撃で、その世界観に入り込んでしまいます。

その一文とは・・・

『私の人生は、たぬきと共にあります。』

さて、いつものごとく少しだけあらすじを紹介します。

愛媛県のとある神社を実家とする22歳の静は、幼いころから狸と一緒にいた。それというのも神社が四国三大狸である狸を神様として祀っているから。境内では神使として扱われているので、狸が粗相をしても神主である父親は許し、大切に扱っている。

これまで狸に関する苦い思い出のある静は、狸から離れて暮らすために大学卒業後は京都の着物レンタル屋に就職した。そして、就職して4か月を過ぎたころ、顔にもこれまでの疲労が色濃く出ており、心配した上司が早退を許してくれた。

せっかくなので、早退させてもらい家でゆっくり休もうとしていた矢先、近くの交番で迷子の妹を探す着流しの男性がいた。いったんは通り過ぎたものの、思い直し密かに迷子探しを手伝うことに。静は、お店の前にある狸の置物に迷子を見かけなかったかどうか聞いて歩いた。そう。狸の「置物」に。静は、その生まれから狸はもちろん狸を模した物質と話ができるのだ。

店先の狸の置物に感激されつつ(話相手ができたことに感激している)、迷子を捜しているうちにとある鳥居の前にたどり着く。そこには、狐がおり・・・

そして、このことがきっかけで静は狐の呉服屋へ狸側のスパイとして働くことになるが・・・

まさに狸と狐の化かしあい!!

感想

読み終えて率直な感想は、出てくる狸たちの可愛らしいこと!!『毛糸玉に絡まるたぬき』『みかん食べ過ぎで動けなくなるたぬき』とか、想像するだけで可愛い!!悶える!!

ストーリーも独特な世界観にグイグイ引き込まれていきます。ですます調で書かれているのが、また良い。日記を読んでいるかのような。静が語っているような。

そして、着物を着たくなりました。年末は着物生活に挑戦してみたいな。神様を対象にした着物屋さんなので、色んな神様も出てきますが、どれも可愛い。アニメ化しないかしら。続編出るといいなと期待してしまう一冊でした。

おすすめ関連書籍

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