こんばんは!
前回ちょっとシリアスな本だったので、今回はホンワカ系を選んでみました!
Contents
今回の本
没落華族と土地買いの会社の社長との政略結婚にまつわる話です!
本のカバーイラストは起こし文にすることが出来るらしいです。起こし文とは、今回初めて知ったのですがカバーイラストと抜型を紙にコピーして、重ねると立体的にカバーイラストを楽しめる!というものらしいです。今度やってみなければ。。。。
あらすじ
政略結婚とかお好きですか?私は、割とすきなジャンル(?)です!!
さて、さっそくあらすじを。
華族ではあるものの家計は火の車であり、1年半前の関東大震災で台所事情がさらに悪化したため、最後に残された本邸と十和子。本邸は、震災復興に伴う土地の売買に商業ビルの開発で発展している会社の若社長が買うことになり、十和子と結婚することにより華族と縁続きになることを売りにして、十和子も若社長との見合いをすることになった。
十和子が結婚相手に望むことは、ただ1つ。『十和子に干渉するな』ということ。桐谷は、それを承知で、かえって気が楽だということで結婚のための約束をする。『お互いに干渉しない。それが結婚の決まり』。
果たして、十和子は桐谷とこのような約束をして、何がやりたいのか。十和子は毎日、下町へ通い、とある洋食店(というよりは大衆食堂)へ向かう。そこは、『ななつぼし洋食店』。十和子はそこでハルという女コックと共に店をやっていた。経営者は十和子。華族でありながら、洋食店を経営し、ましてやそこで働くなんて!と兄からは大反対されていた。
実は、この『ななつぼし洋食店』には、ある秘密があった。十和子はこの洋食店がある場所・店そのものにこだわり、何かを待っている。
十和子は一体何を待っているのか。そして、桐谷との結婚の行方は?
感想
なんというか、華族とかキーワードを聞くと大正ロマンな感じがしますが、そんなに昔ではない話。あらすじにも書きましたが、関東大震災後のお話です。行方不明になった人やもう会えなくなってしまった人。そして、共産主義や社会主義の活動を始める人たち。私の知らなかった時代も書かれています。
十和子も桐谷もお互いに消せない思いがある中、徐々に惹かれあっていく・・・・のかしら?
そのあとが気になるのに!!というところで終わってしまい、不完全燃焼気味!次もあるのかなぁ。続きを是非!という作品でした。
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