こんばんは。
みなさんは、ブックオフに行ったら、どこから見ますか?私は、100円コーナーの「あ」行から順番に見ます。すると、あら不思議。「た」に行くまでに大体10冊ぐらい手に持っているのです。
1回につき1000円(税抜き)までと微妙に設定しているので、次いった時こそは「わ」から順番に見ようと思うのに忘れて再び「あ」から回るのでした。。
Contents
今回の本
先の流れから行くと、「え」から始まる作家さんです。
少し前に「何者」が流行っていたときに、本屋で見かけたこちらの本。実は、ずっと気になっていたのです。
表紙の花子さんチックな女の子が気になりません?
あらすじ
主な登場人物は、4人。
・美和
→教室内の人間関係を冷静に客観的に、ある意味主観的にとらえ、1人でいることを好む。容姿に恵まれ、スラっとした体形。幼少期に義理の父親の虐待によって殺された弟と心の中で会話が可能。
・穂乃果
→明るく、ちょっとぽっちゃりで可愛く、生徒会活動に放送部、学級委員を務め、クラスメートの他、ほかのクラスの子たちとも交流を持とうとしている。
・安子
→穂乃果にくっついている。父親が経営する小さい会社がうまくいっていないようで、両親の仲がギスギスしている。
・美和に恋するクラスメート
→地味だが美和に近づけるチャンスを狙っている。
内容について、紹介です。
美和は1人を好む。しかし、穂乃果がまとわりついてきて、ウザいと思っている。穂乃果の言い分としては、「せっかく同じクラスになったんだからさ。みんなと仲良くならなきゃもったいないでしょ・・・」とのこと。
だから美和ももっと他の人に心を開けと言う。
だが、美和はそんなことに付き合っている暇はない。なぜなら、義理の父親が刑務所から戻ってくる前に、殺人をするというミッションがあるのだ。弟との約束で。
穂乃果は、ほかのクラスの子との交流で忙しく、安子が穂乃果から離れるようになり、次第に美和に近づいてくるようになる。安子曰く、穂乃果のことは好きではないようだ。美和は安子というスパイと手駒を得て、学園祭にある事件を起こそうとするが・・・
そして、忘れてはいけない。美和に恋心を抱く少年もまた、学園祭に向けてある決意を抱くのだ。
感想
この本は、各章ごとに『美和目線』、『美和に好意を抱く少年が兄に充てた手紙』『穂乃果のブログ』で綴られています。最後の最後で騙されました!
最後は、女の子同士って怖い・・・と思ったのでした。そして思春期って、危ういところもあるし、アッサリしているところもあるのをしみじみと感じました。
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