こんばんは。
札幌は連日マイナスの気温が続いています。たまに昨日よりプラス1℃でマイナス6℃という予報になると
「今日は暖かいね」なんて話をしていることに恐怖を覚えます。
いやいや、そもそもマイナスですから!!低温室(4℃)より寒いから!
まだ冷凍庫(マイナス20℃)よりはマシだけども・・・・先日はマイナス15℃くらいまで下がったので、その日は近いかも・・・
Contents
今回の本
今回紹介する本は、バイオ系の実験している人は楽しいかもしれません。なぜなら主人公が農学部!!そして、作家さん自身も東北大学大学院農学研究科の修士卒のようです。
おおっと。すでに2巻も出ていたようです。そういえば、帯に『2か月連続刊行第一作!』と書いてありましたね。
あらすじ
東央大学大学院1年生。所属する研究室は農学部天然物質分析化学研究室。
神楽坂愛里は、勉強がしたくて実家の農家から脱出して日本で一番の東央大学に入学した。農学部ならば農業のことを学べると説得して。
故郷を後にして早4年半。ノーベル賞を目指して日々研究に勤しんでいたが、最近研究が全く進まない。夜遅くまで頑張ってもうまくいかないのだ。
今日も夜まで研究室にいて停滞している研究に奮闘していたところ、研究室の後輩である福豊颯太が飲み会帰りのようでアルコールで顔を赤らめつつ研究室にやってきた。彼の特性はなんといっても『不幸』だ。早速くしゃみついでに酢酸の入った三角フラスコを割って刺激臭と後処理に格闘している。
颯太が飲み会帰りにわざわざ研究室にやってきたわけは、3か月間育ててきた実験用ラット50匹を翌日に解剖するため、絶食をかけに来たからだ。その夜、最後の晩餐をラットから取り上げ、翌日に備えて解散した愛里と颯太。しかし、翌日研究室最大の不幸が起こる。
颯太が飼育していたラット全てが集団死していたのだ・・・!!
感染症疑いに騒然とする中、愛里は真相を突き止めるべく調査を行う・・・
感想
動物実験は行っていなかったので、描写が「わかる~!そうだよね!」と言えるものなのかどうか分からないですが、実験に関するところや研究室生活については読んでいて違和感ありませんでした。違和感ないって大事だと思います。愛里の『努力すればだいたいのことは実現できる』という信念。そして、ラット集団死により多くの人の努力を踏みにじられたことを許せず、行動に移す実行力。見習うところが沢山ありました。
最初にこの本を手に取ったときには、研究室内で起こるプチ事件が多いのかなと想像していましたが、とんでもない!!かなり大きな事件に発展しています!ふつうに警察沙汰です!
卒業してから8年経ちますが、研究室生活を思い出して懐かしく思いました。続きもあるようなので、引き続き読んでみたいと思います。
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