【読書日記】いつかの花(日本橋牡丹堂 菓子ばなし)/中島久枝

こんばんは。
前回に引き続き、和菓子の話が続きます。
甘いものは、もうたくさん!という方もしばし、お付き合いください。。
私もそろそろ、餡子以外の本を読みたくなってきました。

今回の本

今回の本も和菓子で時代物です!主人公は、江戸の和菓子屋さんに奉公に出た女の子です!

文庫書下ろしのようで、裏表紙に『シリーズ第1弾』と書いてありました!

あらすじ

鎌倉のはずれの海辺の村で旅籠を営んでいる家から江戸の和菓子屋『二十一屋』で働く小萩(こはぎ)。和菓子屋『二十一屋』は、くゎしや(かしや)=九・四・八 を足して二十一という洒落で付けられた店だが、のれんに染め抜かれている牡丹の花から牡丹堂と呼ぶ人も多い。

小萩は、以前に実家の旅籠でお客さんが買ってきてくれた菊の姿の菓子に心を奪われて、江戸のお菓子をたくさん見てみたいという気持ちから、親戚筋を辿って二十一屋で働くことができ、日々精進しているが・・・なんせ不器用である。餡子を手で測り取るにも練習では上手くできるのに店にでると上手くいかない。しかし、実家から働くことを許されたのは1年間という期限付きなのだから、一生懸命覚えられるように頑張っている。

さて、今回のシリーズ第一弾は、春夏秋冬で以下のような内容からなっている。

・春~桜餅は芝居小屋で

→呉服屋である川上屋では毎年、上得意を歌舞伎に招待し、その時に出す仕出し弁当がある。いつもは、二十一屋の桜餅が入るのだが今年はまだ注文がなく、なんと京都の菓子屋が江戸に出店した『東野若紫』に決まってしまった。この決定の裏には、川上屋の女将と若女将の嫁姑バトルがあった・・・

・夏~江戸の花火と水羊羹

→二十一屋のゆくゆくの跡継ぎである幹太が最近、仕事に身が入っていないようだ。どこかへ遊びに行ってしまった幹太の代わりに、小萩が有名な茶人が集う茶会で出す茶菓子の仕込みに見学に連れて行ってもらうことになった。そこでは色鮮やかで瑞々しい葛の菓子を二十一屋は用意したが・・・そして幹太は店の手伝いを放ってどこで何をしていたのか・・・

そのほか、以下の章から成ります。

・秋~おはぎ、甘いか、しょっぱいか

・冬~京と江戸 菓子対決

感想

小萩が一生懸命、不器用ながらに頑張っている姿がいじらしく、働く際の心意気や身のこなしを学んでいきます。そして、苦しい初恋。小萩ならではの機転や気づきが店を救います。

二十一屋の牡丹の染め抜きの話は、泣いてしまいました。最近、暖房によるドライアイで辛かったのですが、イイ涙を流すことができて嬉しかったです。(笑)

さらに、江戸の和菓子・二十一屋のライバルともいえる京都の和菓子屋・東野若紫との因縁の和菓子対決は、ハラハラして一気読みでした。シリーズになるようなので、続きも読んでいきます!!

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