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今回の本
前回は『硝子の塔の殺人』を紹介しましたが今回は作中にも出てきたミステリの超有名作です!!!
館シリーズで本棚にずらーっと並べたくなる!
あらすじ
とある大学のミステリー研究会の6人は、曰く付きの無人島に向かうため船に乗っていた。
これから向かう島は角島と呼ばれており、一風変わった建築家で有名な中村青司が建てた十角館と青屋敷跡があった。
もっとも今では青屋敷は既に焼け跡しかない。
半年前まで青屋敷に住んでいた中村青司とその妻、住み込みの使用人夫妻がそこで亡くなった。
火事による死亡ではなく、使用人夫妻は斧で頭を叩き割られ、青司の妻は絞殺、そして青司は灯油を全身にかけられ焼死。
庭師の男だけが見つかっておらず、庭師が犯人と思われていた。
青屋敷近くにある十角形の奇妙な館に1週間泊まることにしたミステリー研究会のメンバー。
この1週間はメンバーのほかに誰も島に来ない。
二日目の朝。謎のプラスチック板が机の上に置かれていた。
そこには被害者の札が5枚と探偵、殺人犯人と書かれていた。
メンバー内の悪戯としながらも不安に思う面々だったが、実際に次々と被害者が出てしまう…
一方で島に行かなかったメンバー2人のもとに中村青司からの謎の手紙が届く。
果たして犯行の動機は?
半年前の青屋敷での惨劇の真相と十角館でまさに起きている惨劇との関わりは…?
感想
読んだきっかけは知念未希人さんの『硝子の塔の殺人』で作中に出てきたことですが、購入自体は結構前にしていました。
ミステリーの王道として、ちょくちょくInstagramで紹介されているのを見ていたからです。
ではなぜ積んでいたのか?
シリーズものとのことだったので、読み始めたら続きもすぐに読みたくなるかも。
そうなると早く読みたい他の小説を読んでから…
こうして積んでいました。
うーん!硝子の塔の前に読んでいれば、読んでいる時にもっと共感してたかもと思うと惜しいことをしました!
帯に『あの一行に100万人が驚いた』とあり、その一行を楽しみに読んでいたら…驚きました!!
いや、そりゃ驚くわ!!
嵐の山荘ものと同様に無人島に好んで閉じ込められたミステリー同好会のメンバーが次々と殺されていき、一方で島に行かなかった同好会の2人がかつて無人島で起きた事件について調べ直し新たな事実が浮かび上がってくる….
最初に犯人のこれからの犯行についての意気込みというか語りがあるのですが、【緻密な計画ではなく、柔軟に対応できるような杜撰な計画にした】ということを読んでいる途中はすっかり忘れて夢中で読み、読み終えてから「あぁ、そうだった」と思い返しました。
これはシリーズ全部読まなければ…
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