こんばんは!
今日は東野圭吾の小説を読んだので、紹介したいと思います。
今回の本
東野圭吾といえば、ガリレオシリーズ。実は、私は推理モノの長編シリーズがあまり好きではなく、いまだに読んだことがありません。テレビドラマや映画もやっていましたが、見ていませんでした。
そのため、この作家さんには手が伸びづらかったのですが、ブックオフオンラインで短編小説特集をやっていて、そのリストに出てきたのでポチッと購入いたしました。
結果から言って、とても面白かったです!
どう面白いかというと、身近にありそうなシチュエーションで読み終えた後にゾワッとするイヤミス。短編でも短いとは感じないくらい読み応えのある内容です。
全部で7話から成ります。
それでは、いつも通り少しずつ紹介いたします!
あらすじ
・寝ていた女
→ 一人暮らしをしている主人公。あるとき会社の同僚に部屋を彼女との密会用に貸して欲しいと頼まれた。一回貸すごとに5千円で。同僚の口コミから他の同僚たちからも部屋を貸して欲しいと言われ部屋が空くまでは、いつも通りファミレスの駐車場で朝を迎え、部屋に戻ると…そこには、知らない女が寝ていた。追い出そうにも女は、出ていけない事情があるようで…
同僚に聞いても誰も知らない女だし、一体この女は誰で何のために家を出ていかないのか…
・もう一度コールしてくれ
→ お金持ちのおばあさんの家に押し入りに入った主人公と仲間たち。ただ、押し入りに入ったときに隣の住民に見られ、お金は仲間が持ったまま散り散りに逃げることになる。主人公は、なんとか逃げ切り、ある家の住人を脅して、隠れることにした。主人公には、忘れられない記憶がある。若かりし頃、野球部でこれに勝てば甲子園出場という場面で主人公が無理をしたばかりに、三塁をとったと思ったが審判のコールは「アウト」。このコールのせいで、その後の学校生活は散々になり、自分の人生が台無しになったと思っていた。
そして主人公は、隠れ家にした家にその時の審判が住んでいることを知っていた。
・死んだら働けない
→ 工場の生産設備を作る会社に勤める主人公。同じ部署には、とても慎重で周囲からの信用が厚い係長がいた。その係長がある日、工場の休憩室で倒れていた。しかも密室。一体、誰が係長を殺したのか。それとも機械による事故なのか。
そのほか、以下の短編があります。
・甘いはずなのに
・灯台にて
・結婚報告
・コスタリカの雨は冷たい
私は「結婚報告」もとても面白いと思いました!短編だからといって、単純なミステリーではなく二転三転するところが、さすがの東野圭吾でした。