今回の本
今回の本は久しぶりに電子書籍で読みました!
漫画で有名な作家さんのようですが私は初めて読む作家さんです。
シリーズ化されています!
あらすじ
七夕菊乃は家庭の事情で大学の学費を稼ぐためにアルバイトをする必要があった。
割りの良いバイトを探していると、ダンスを一緒にやっていた友達からご当地アイドルのバイトをやらないかと誘われた。
オーディションに無事合格したものの楽曲の詩が古風でアイドル向けのものでは無かった。書いてくれた先生のところへ調整をしに行ってこいと大人たちに押し付けられてしまった。
先生は豪邸に住んでおり、年配の男性だったがアイドル向けに詩を変更することを快く承諾してくれ、かつ一緒に考えてくれた優しい人だった。
それ以降、先生はライブにも来てくれたりCDを買ったりと応援してくれていたが、菊乃のもとに先生が亡くなったとの知らせが入った。
お通夜へ行くとコソコソと物騒な話が聞こえてきた。
先生は殺されたと考えられ、解剖に回したいが遺族への説明をどうするかという話だった。
この事件を謎の男性と解明したことがきっかけで菊乃は刑事を目指す。
国家公務員試験に合格し、見事刑事となった菊乃。
薄い望みだったが研修先に捜査一課と希望したらなんと希望が通った。
早速起きた殺人事件を先輩刑事たちについて捜査すると、刑事では無いが鋭い洞察力を持ち事件解明に手を貸しているという心理学者 草辻蓮蔵とFBI出身で書類の書き方にこだわりのある深海安公と関わりを持つようになる。
普通は捜査一課に配属される刑事はベテランが多く、多くがスカウトによるものだ。実は菊乃が捜査一課に配属されたのは、元アイドルという経歴を利用してメディア向けに使うためだった。
そんなお飾りは嫌なので、なんとしても犯人を捕まえて実績を作りたい菊乃。
菊乃は様々な事件の謎を解くことが出来るのか?
感想
きっかけは、夜に手元に紙の本がないけれども軽いミステリーが読みたいと思いKindle Unlimitedで検索していた時に見つけたことでした。
きっと書店で見つけてもタイトルに釣られて購入とはならなかったような気がします。
でも読み始めてびっくり!
菊乃が刑事になる前は、ご当地アイドルだったのですがその時のエピソードからテンポが良くて読みやすい!
それに事件が起きる前の主人公の生い立ちや刑事になるまでのエピソード話って、大体が間延びして飛ばし読みしてしまうのですが、文章の読みやすさと菊乃の性格の思い切りの良さで、間延びすることなくグイグイ読んでしまいました。
途中まで読んで次の日の朝には、これは紙の本でも手元に持っておきたいと思ってネット通販で検索したのですが、今読んでいる1巻は売ってない。
仕方なく(?)電子書籍で1巻は読むことにしたのですが、やはり文章とキャラクターが際立ってて引き込まれます。
事件もしっかりトリックが使われていて、最後はどんでん返しがありました!
次の巻からは、このペアでやっていくのかな?
2巻目は早速、ネット通販でポチッとしました。ちなみに2巻もKindle Unlimited対象ですが・・・(2021.8.18現在)
次からの展開が楽しみです!
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