こんばんは!
今回は古本じゃなく、新刊を買いました!新刊は、やっぱりイイですねぇ。本屋に行くと目移りしちゃって、ついつい買い過ぎてしまいますねぇ。
Contents
今回の本
前作『女王はかえらない』も読みましたが、前作は後半でちょっと訳がわからなくなった覚えが・・・(もう一度読み直してみます。)
ところで、この作家さんは2人で書いているのですね。今作で初めて知りました!
そんなわけで、今回紹介するのは、こちらの本です。
あらすじ
綾野楓は、女児向け雑誌『ヒロイン』の編集にずっと携わり、最近『ヒロイン』の大幅リニューアルでも中心的な役割を担っていた。
ところが、雑誌の付録に記載していた資格取得のための広告に使われていた文言が読者の親である母親たちの反感を買い、たちまちネットで炎上した。
そのため、今回のリニューアルに携わった楓が全面的に責任を取る形になり、『ヒロイン』の編集から外された。外されて、今まで時間に追われていた生活に余裕ができ、夫との時間も大切にできるようになった。
ある日、フリーライターの崎守が楓にとある企画を持ち込んだ。「安価な材料で作る子どものコスプレ衣装」を制作している男性のブログをもとにブームを作ろうと。
その男性のブログ名は「ソラパパ」。休日に少しずつ作業をして、制作過程を写真とともに公開し、ファンがたくさんついているようだ。一般的に見て、良い父親だが楓には、そう見えなかった。そのため、ついソラパパのブログのコメント欄に「貴方は本当に子供を愛していますか」と書き込んだ。すると、数時間後にソラパパから「お子さんはいらっしゃいますか」との返信が。
『ヒロイン』のミスで楓は、読者のママたちから「子どもがいない人は、これだから・・・」と言った非難をされていた。その楓に火をつけるには、十分なソラパパからの返信。
これを機に楓はソラパパへの非難を強めていく。
一方、ソラパパの方は平日は都心で仕事をし、休日に実家へ戻り、
昏睡状態になっている妻の見舞いと娘の衣装づくりに励むのだが・・・・思わぬところで、楓とソラパパのつながりが明らかになる。
感想
匿名社会、ネット社会の今。ラストは、すごくゾッとしました。まさか匿名とはいえ、こういう事だったのか!と。
匿名とはいえ、調べようと思えば、その人がアップしている近況やプロフィールをもとに簡単に調べられて、もしかすると住んでいるところまで分かってしまう・・・うーん。恐ろしい世の中ですね。
この本は、最後に予想していなかった展開が待っていました。
どんでん返しが好きな方は、おススメです。私はキレイに騙されました!