こんばんは。
本は順調に読み進めていましたが、感想が追いつかずに久しぶりの更新になってしまいました。
今回の本
今日は表題の幻想日記店を紹介します。
幻想としては3巻目になります。日記店の前には、「幻想郵便局」と「幻想映画館」が順に出ています。
幻想郵便局と幻想映画館は、出てくる主人公は異なりますが登場人物は被っています。
そして、本作の幻想日記店では・・・誰が被るかは内緒にしておきます。
ところで、なぜ『幻想』と付くのかいうと、あの世とこの世の狭間が舞台だからなのです。
では、本作についてです。
あらすじ
あるとき、白衣で公園のベンチで休んでいた男性の耳にこんなフレーズが入ってきた。
「日記堂ぉー、日記堂ぉ。日記がご入り用の方は、・・・・・・と交換いたします」
まるで資源回収のよう。
そして、この車から降りてきた美女に日記をもらう。
白衣の男性は、病院に勤務する医者で息子が親のためを思って受けた医学部に落ちたことで悩んでいたのだ。息子には、息子の人生を、やりたいことをやって欲しいと思い悩んで。
この男性の悩みの解決になればと手渡された一冊の古い日記。
そのタイトルは「屋台カフェ日記」。
日記を渡した美女は再び車に乗り込み、車を走らせる。
その車からは、先ほどまで聞こえなかった箇所がハッキリと聞こえるように。
「日記堂ぉー、日記堂ぉ。日記がご入り用の方は、ご長男と交換いたします」
感想
ここまでで、何だかホラーな感じの始まりのように思いませんか?だって長男と交換ですよ?
でも違うんです。いつものホンワカした幻想シリーズです。
医師の長男は、日記堂にアルバイトをしに通います。
そこで出会う、様々な事件。もちろん全て日記にまつわる事件です。これを店長の美女とガールフレンドとともに解決していきます。
最後には、まさかの事実が明らかになります。でも伏線は最初からあったのです。
私は、医師が薦められた日記を元に屋台カフェを始めたところが好きです。いつかこんな風にカフェとか出来たらいいなぁ。
私の場合、結局は夢物語なのですが。
でも妄想は出来るもん!妄想は大事。
最後はファンタジー色が強いですが、日本の古典が大好きなので満足でき、ホッコリもでき、また好きな本が一冊増えました。
今まで読んだ幻想シリーズの中では、1番好きかもしれません。
次は、幻想探偵社と幻想電気館も既にブックオフオンラインで入手済みなので、読んでレポートするつもりです。
では、また!