今回の本
Twitterやインスタグラムでも大絶賛されているこちらの本。
購入の決め手は、著者サイン本が店頭に置いてあったことでした。
あらすじ
一条遊馬は神津島の専門医をしていた。
神津島は帝都大学生命工学科の教授を数年前に退任し、生命科学において素晴らしい功績を残しノーベル賞受賞も期待されている人物だ。
神津島はそれだけでなく重度のミステリフリークにしてコレクターでもあった。
潤沢な財産を国内外のミステリ小説や映画などの資料を買い集めて、住まいである硝子館の展望室に納めている。
その硝子館に刑事や小説家、編集者に霊能力者・医者である遊馬、そして名探偵を招いて神津島は重大な発表があるとして招待していた。
みんなが待ち望んでいるその発表が行われないことを遊馬は知っている。
なぜなら遊馬がその手で神津島を毒殺したからだ。
アリバイ工作もきちんとして、問題ないはずだった。
しかし、遊馬の手によるものではない殺人が硝子館で次々と起こっていく。
遊馬は名探偵とともに事件の真相を解明して神津島殺しの罪も犯人になすり付けようと企むが….
感想
いきなり最初で犯人が主人公になっていたことから、最近流行りの倒叙的なやつかと思っていたら…
え?ちょっと待って?の連続で、次々と起こるまさにミステリー小説のような密室事件。
名探偵 碧月夜が語るミステリー談議がまた読者に読みたい熱を植え付けました。
私はまず、江戸川乱歩の作品集を電子書籍で購入しました。
Kindleで8700ページもあるのに¥99とお得すぎる価格でした!!ちょこちょこ読もう。
詳しく語るとネタバレになってしまうので控えますが、今まで読んだことのあるミステリーのプロット通りかと思いきや、ラストで裏切られます。
こんなの読んだことない!!!
最高に狂気的で美しいミステリー小説です。
シリーズ化しないかなぁ。
シリーズになったら、タイトルは『〇〇の塔の殺人』になるのかなぁ。妄想が膨らむ!
今回の本の本体表紙と裏表紙
幻想的で美しい硝子館がどどーんと表紙を飾っています。
ジャケット裏です。
ジャケット外すとこうでした!硝子っぽい!!
背はシンプルなのがデザインが引き締まっていて素敵です。
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ミステリーのおすすめ本です。
【読書日記】むかしむかしあるところに、死体がありました。/青柳碧人