【読書日記】傑作はまだ/瀬尾まいこ

こんばんは。

最近、ソファを新調しました。

今度のソファはリクライニングがついているのですが、これがまた最高で1日のほとんどをソファで過ごしているような・・・・

高さ的にも良いし、足を伸ばせるのもすごく楽です!

赤ちゃんを膝の上に乗せて、リクライニングで足を伸ばして一緒にお昼寝もできちゃいます。

もちろん読書にもとても良いです。

リクライニングソファ最高!!

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今回の本

瀬尾まいこさんの本は、これで2冊目です。

以前に読んだのは本屋大賞の以下です!読んだ人も多いのでは?

【読書日記】そして、バトンは渡された/瀬尾まいこ

今回の本は、道内本屋巡りで購入した後に積読にしていたこちらの本です。表紙に本棚が描かれていて、本に関する内容かと思うとワクワクして買いました。

あらすじ

引きこもりの作家 加賀野の作風は、出ている本の背表紙が黒やグレーであることから推察できる通り暗めである。

今書いている連載の主人公も家賃8万円を誰からも借りることが出来ずに自殺しようとしているところで筆が止まっている。

そんな加賀野には実は25歳の息子がいる。

だが一度も会ったことがない。飲み会で出会った好みではない女性と酔った勢いで関係を持って子どもができた。話し合った結果、彼女が一人で育てると告げられたのだ。

毎月10万円の養育費を振り込み、代わりに息子の写真が1枚返ってくる。

そんなやりとりを20年間続けていたが、成人を機に養育費の振り込みも無くなった。

写真でしか見たことのない息子が、ある日突然訪ねてきて、自分の働くローソンから近いから1ヶ月ほど滞在すると言う。

驚く加賀野を後目に息子の智は、家に入り自分の泊まる部屋を決め、さらには加賀野が関わってこなかった近所付き合いや自治会にも勝手に入るように手続きをしてきた。

25年目で初めて会う息子との生活はどうなるのか?

また、なぜ智は今ごろ訪ねてきたのか?

感想

瀬尾まいこさんの本はバトンを読んだ次の本だったので、バトンのような温かい話を期待して購入したのですが、期待通り!!

加賀野の生活が最初と最後では180度変わって、最初の方に感じていた暗い雰囲気が最後にはホッとする温かい明るい雰囲気になりました。

どのように変わっていくのかは、ぜひ読んでみて欲しいです。

最初の頃は、ローソンの「からあげくん」の「くん」に対して大阪の「飴ちゃん」の「ちゃん」と同じような呼び方だと勘違いしたり、かなり世間知らずな加賀野ですが、よい歳のわりに素直で息子に教えてもらったことを素直に受け入れ学んでいくところも魅力的でした。

きっと加賀野のこういう素直なところが、25年も息子を放ったらかしにしていた父親でも読者が嫌いになれないところなのかなぁと思います。

周りとの関わりを完全にシャットアウトしていた生活から息子が来たことで徐々に扉を開いていく加賀野の変化はもちろんのこと、息子である智や近所のお年寄りたちの加賀野への関わり方が温かくて!

読み終えてからもジーンと心に響く本でした。
また瀬尾まいこさんの本読みたいな。

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