前回の記事でiMac2019でBootcamp環境を作成しましたが、実はParallelsも購入しています。
両方の環境でF1 2019をプレイしてみましたので、環境の違いによってどのような違いがあるかをまとめたいと思います。
Contents
Parallelsとは?
はじめにBootcampとParallelsの違いですが、BootCampはPC起動時にMacOSではなくWindowsを立ち上げる方法ですが、ParallelsはMacOSを起動した上でMacOS上に仮想マシンを立ち上げてWindowsを起動する方法です。
当然ですが、MacOSを起動した上でWindowsを起動するためリソースを多く使用します。
以前、MacBookPro Late2016の13インチタッチバーなしモデルでWindowsの使用を検討した際にはスペックに余裕がなかった(特にメモリが。。)ため、Parallelsの使用は諦めていました。
今年はiMacを購入してメモリも増設しましたので、Parallelsでも行けるのではないかと思って購入した次第です。
F1 2019について
F1 2019はコードマスターから発売されているF1の公式ゲームです。
PC版はSteamで購入することができます。
Steam F1 2019
PS4版はAmazonでも購入できます。
今回は2019を試しましたが、海外版はすでに2020年版も発売されています。
日本語版は9月24日発売です。
ハンドルコントローラー
レースゲームをするとなると大事なのがハンドルコントローラーだと思います。
しかしながら、本格的なハンドルコントローラーだと机にハンドルを固定したり、ペダルを用意したりと環境を用意するのが大変だったりします。
スペースと予算が許すのであれば、専用のコックピットを用意するのも手かもしれません。
ただ、私の場合はこんなに大規模な環境は作れないので、もっとお手軽に雰囲気を楽しめるハンドルコントローラーを探しました。
私が使っているのはこちらの商品です。
このコントローラーは昔WindwosPC時代にF1 2012で遊んでいた頃から愛用していた商品になります。
いつの間にかAmazonで欠品状態になっていましたが、今年の初め頃に復活していたのを見つけて衝動買いしました。
ステア操作はWillのハンドルコントローラーのように傾きで操作し、アクセル、ブレーキは下側のパドルシフトで操作します。
シフトアップ、ダウンは上のパドルシフトを使用します。
ペダル操作をしながらシフトチェンジするイメージです。
若干クセのあるハンドルコントローラーなので慣れるまでは大変ですが、慣れると結構楽しく遊べます。
アクセルとブレーキの開度もパドルシフトで調節できますが、細かい操作は難しいので私はトラクションコントロールとABSを入れて楽しんでいます。
このハンドルコントローラーはすごくお気に入りなので本当は紹介したくないんです。
購入時の価格は9千円代だったんですが、コロナの影響なのか単に在庫がないのか不明ですが、この記事を執筆している時点では1万7千円まで価格が上がっています。
ベンチマーク
F1 2019にはベンチマーク機能が付いているので計測してみました。
実は7月にMacBookPro 16インチ(2019)を購入しましたので、MacBookProとiMacそれぞれでParallelsとBootcampで計測しています。
MacBookProのスペックは梅モデル+メモリ増設です。(Intel(R) Core(TM) i7-9750H CPU @ 2.60GHz+AMD Radeon Pro 5300M+メモリ32GB)
ベンチマークの設定はモナコで3ラップで、結果は以下のとおりです。
環境 | 解像度 | FPS(平均) |
---|---|---|
iMac(Parallels ver15) | 2560×1379 | 45 |
iMac(Bootcamp directx11) | 5120×2880 | 33 |
iMac(Bootcamp directx11) | 2560×1440 | 102 |
iMac(Bootcamp directx12) | 5120×2880 | 32 |
iMac(Bootcamp directx12) | 2560×1440 | 97 |
MacBookPro(Parallels ver16) | 1440×900 | 44 |
MacBookPro(Bootcamp directx12) | 3072×1920 | 59 |
MacBookPro(Bootcamp directx12) | 1920×1200 | 132 |
ベンチマークを計測して気づきましたが、画面解像度が低い方がFPSは上がるため、数値上はMacBookProの方が良くなっています。
iMacの方は画面が大きいので、2560×1440より下に解像度を下げると画質の低下が目立ちました。
実際にプレイした感触とCPU使用率
ベンチマークではなく、実際にプレイした場合のCPUの状況も確認してみました。
iMacのParallels
ベンチマークのFPSは45程度でしたが、実際に遊んでみると時々カクつきます。
フリー走行で単独走行している際には時々カクつく程度ですが、決勝になると全然遊べないレベルでした。
フリー走行の時のCPU使用率
Windows
iMacのParallelsはPro Editionなので6コア振っています。
mac側のCPU
mac側のGPU
思ったよりもリソースは使っていないようです。Parallelsがボトルネックになって性能をフルに使えてないのでしょうか?
iMacのBootcamp
Bootcampは解像度を2560×1440にして動かしました。FPSは100前後です。
フリー走行〜決勝まで問題なく遊べました。
CPU使用率
GPU使用率
CPUは余力がありそうですが、GPUは結構カツカツになるまで使っています。
MacBookProのParallels
ベンチマークはiMacと同じく45程度ですので、実際にプレイしてみても同じようにフリー走行でたまにカクつきます。
決勝になると全然遊べないレベルでした。
フリー走行の時のCPU使用率
Windows
MacBookProのParallelsはStandard Editionなので4コアの割り当てになっています。
mac側のCPU
Parallelsに4コア分しか割り当ててないのですが、Mac側は6コアを満遍なく使われているようです。
負荷が高いせいかハイパースレッティングはほとんど動作していないようです。
mac側のGPU
計測タイミングが良くなかったのですが、GPUは限界までは使用していないようです。
MacBookProのBootcamp
Bootcampはインストール時の解像度でそのままプレイしたので3072×1920にして動かしました。FPSは60前後です。
iMacと同じくフリー走行〜決勝まで問題なく遊べました。
CPU使用率
Parallelsと違ってハイパースレッティングまで使用して12コア満遍なく使われています。
使用率は低めですね。
GPU使用率
CPUと違ってGPUはギリギリまでリソースを使い切っているようです。
まとめ
今回の記事ではいろいろな環境でF1 2019をプレイしてみました。
さすがにParallelsでゲームをするのは厳しかったですが、BootcampであればMacでもF1 2019で遊べることがわかりました。
CPUの負荷は思ったよりも高くなく、GPUが肝だという結果でした。
私のMacはGPUは全て下位モデルですので、GPUをアップグレードするとParallelsでもまた違った結果になったのかもしれません。
いつかeGPUでも試してみたいところですね。
ゲームをしたければゲーム機やゲーミングPCを買えばいいのかもしれませんが、Macでもちょこっと遊ぶぐらいは出来ても良いのではないでしょうか?
この記事がF1好きのMacユーザーの方の参考になれば嬉しいですね。