【読書日記】夫の墓には入りません/垣谷美雨

こんばんは。

突然ですがイオンの本屋に行かれる方々、未来屋書店のアプリ入れてますか?
私は1月に入れたのですが、このアプリは本を買う人にとったら地味に凄く嬉しいアプリなのでは?と思っています。
マメな人だったら毎日アプリを開くことでクジを引くことができます。

クジは1日1回1ポイントから100ポイントまで当たります。私は過去に50ポイントが2回くらい当たってます。
ちなみに今日は5ポイントでした。
1ポイント1円で50ポイントごとに使用可能です。
頑張って毎日ポイント貯めたら、文庫本と引き換えできそう!

他、まだ使用したことありませんが「コミック用透明ブックカバープレゼント」クーポンや「税込み3000円以上お買い上げで、配送料無料」クーポンなどがあります。時期によって色んなクーポン出てくるようなので、これからどんなクーポンが出てくるか楽しみです。

今回の本

上記の未来屋書店をプラプラしていたとき、目に入ったこの物騒なタイトル!!

単行本が出たときに買おうか悩んでいた『嫁をやめる日』を改題したもの。『嫁をやめる日』もインパクト大だけれど、もっと刺激的なタイトルになって文庫本になっていました。

ちなみに単行本はこちら。

あらすじ

高瀬夏葉子(たかせ かよこ)は、夫の葬儀で『どうして悲しくないんだろう』と考えていた。結婚して15年もたつのに、何度夕飯をともにしたのか分からない。夫はいつも残業や出張と家を空けていた。

脳溢血で急死した夫は46歳。義母は泣き崩れていたが、自分は涙すら出てこない。

幸か不幸か、長崎で購入した一軒家は共同名義に面目上できないとされて夫名義で買っていた。そのため、住宅ローンが夫の死亡でチャラになった。自身の独身時代の貯金は手付かずで残っており、生命保険もある程度入ってくる。パートで地元のフリー雑誌に記者として記事も書いているので自分の生活は何とかなりそうだ。

だが、夫のことは分からないことだらけだった。なぜ東京に出張に行くと言っていたのに長崎市内のホテルで亡くなっていたのか。発見は夫の会社の部下だったが本当なのか。誰か一緒にいたのではないか。誰かってだれだろうか。夫はいつもどこにいたのだろうか。

夫の行動は無くなってからも訳が分からないが、家には線香をあげたいと色んな人が訪れる。変な老人や謎の夫の同級生という女性。そして、実の両親よりも憧れを強く持っていた義理の両親による親切という名の干渉が始まった。家に帰ると勝手に入り込んでいる義理の母。引きこもりの義理の姉。そして、若くないから再婚のことは考えなくていいから安心と公言される始末。

謎の夫から解放され、自由になったと思いきや、実はがんじがらめになっていた!?

夏葉子はこれから先、どうするのか?夫の秘密とは一体?

感想

嫁は夫が亡くなってからもずっと嫁である。

これは、何とも言えないなぁ。違うとも言えないし、そうだとも言えない。

たくみんちはまだ結婚して数年だけれども、これから何十年とず~っと一緒に生きていく中でこの本のようにだんだんと夫との距離を感じるようになっていくのかもしれない。

夫の仏壇が家にあるのが嫌だ・・・と思いたくないな。

この本は、ぜひ男性にも読んでいただきたいと思いました。『嫁』ってこんなプレッシャーがあるんですよ!!知っておいて欲しいです。

私もこの本を読んで、「あぁ、嫁っていうのは、こういうものも背負っていくのか」と改めて知りました。最後は、一番良い方向に進んで救われました。

距離感って大事ですね。難しいけれど、みんなの理解と努力が必要なんだと思います。

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