【読書日記】本所おけら長屋9/畠山健二

こんばんは!

私は明日からお盆休みです!

他の会社の休み日程を見ていると、長いところで10日から16日、あるところでは、9日から13日と11日から15日でチームで相談して休みをとるところもあるようで。。

我が家のお盆休みは、お互いの実家へ顔出し、お参りの日々になりそうです。

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今回の本

お盆の話は置いといて、今興奮冷めやらぬ状態でブログを書いております!なぜならば、ずーーーーーーーーーっと心待ちにしていた「本所おけら長屋」の新刊が出たのですよ!!

昨日の会社帰りに本屋へ寄って、店員さんに聞いてみたら発売日の前日だけど出してくれました!!

し・か・も!!

直筆サイン本!!!!なんということでしょう!!歓喜!!

お宝です♡いつかは、直接サインを頂きにいきたい・・・

あらすじ

今回も万松コンビに鉄斎さんが大活躍です!少しずつ、紹介します。

・その壱 まいわし

→黒石藩の武家3人が飲んでいるところに、延山藩の武家がやってきて、黒石藩の武家たちを田舎者とバカにし始めた。
あわや表で刀を抜く騒動になりかねないところ・・・黒石藩の1人の武家が延山藩の武家たちに謝り始めた。店の外に集まっていた野次馬からは、悪いのは延山藩の方であるとヤジが飛ぶ。延山藩の武家たちは、ヤジをとばす江戸っ子たちを見て、面倒なことになりそうだと引き上げた。黒石藩の残り2人は納得がいかず、謝った武家である赤岩を恨みに思う。

そんなとき、黒石藩と延山藩の殿様とでお茶会があり、やはりウマが合わず勝負をすることになってしまった。勝負の仕方とは、各藩で腕利きの武家を1人ずつ出し、剣術の試合をするというもの。

この状況に、実はおけら長屋に住む万松が関わっていた。そう、店の外に集まっていた野次馬の中に万松がいて、ヤジを飛ばしていた張本人だった。

黒石藩といえば、同じく、おけら長屋に住む鉄斎。この騒動に関する相談が方々から持ち込まれるが、おけら長屋の住民はどのように解決するのか?

・その弐 おてだま

→おけら長屋が1部屋空くことになった。次に誰が住むのか?

住民たちは気になってしょうがない!そんなところに大家の元に新しい住人が訪れているとの情報が万松と八五郎の元に届く。

大家のところにいたのは、色白・細身・儚さを感じさせる30半ばの女、お浅だった。

お浅は、お節介好きの長屋のおかみさんたちの手にかかっても素性が明らかにならない謎な女だった。そして、お浅は1か月もたたないうちに忽然と姿を消してしまった。

お浅の正体は一体?

そのほか、以下の3篇になります!

・その参 すがたみ

・その四 かんざし

・その五 うらかた

感想

一気読みでした!!前回、作者の畠山先生がブログにコメント下さったとおり、本当に面白かったです!それに、おけら長屋は全部がハッピーエンドというわけではないところが、やるせなさや切なさを感じて感慨深く、読了後に余韻を残します。

私は、今回「その参 すがたみ」と「その四 かんざし」が好きでした。でも「その壱 まいわし」も強く印象に残っています。タイトルが平仮名なので、最初は言葉の意味が分からないのですが読むにつれてタイトルの平仮名が脳内で漢字変換できるようになり、『そうだったのか!』となります。

次が出るまで、もう一回最初の巻から読み直してみようかなぁと思っています。待ちきれないです!!

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