【読書日記】京の縁結び・縁見屋の娘/三好昌子

こんばんは!
GW前に書きかけだった記事を仕上げたので投稿します。

久しぶりにお風呂関係から離れて、時代物を読んだので感想と紹介を。

この本を購入した決め手となったのは、裏表紙の「縁見屋の娘は祟りつき。男児を産まず十六歳で死ぬ」という文言。そして舞台が京都であること。

ゴールデンウィーク中に京都に行くため、京都絡みの本を好んで選んでいた私にピッタリ!

それでは早速、内容を紹介していきます!

あらすじ

縁見屋は、口入屋。今で言う人材紹介するお店です。この店の1人娘である、お輪。

お輪の母も祖母も26歳で亡くなった。そして2人とも男児を産むことなく、女の子を1人産んだ。縁見屋には跡取りがいないため、婿養子をとる。

お輪は、ずっと同じ夢を見ている。京の町が燃え盛る夢を。だけど、その中のお輪は大人になっていて、腕に男の子を抱いている。しかし、気がつくと子供がいなくなり、深い悲しみが胸一杯に広がる。この夢が表すものとは・・・

縁見屋に、帰燕という行者が訪れ、近くのお堂の番をすることになった。

帰燕とお輪。この2人が揃う事によって、縁見屋にかけられた呪いが解かれることになる。

感想

この本は、ファンタジー要素もあります!

昔、縁見屋の当主が行ってしまったこと。それにより始まった呪い。子を思う親の気持ち。

お輪の名前の由来。そして帰燕の名前の由来。帰燕の正体・・・

最初は、すべてが謎に包まれています。

これが徐々に明らかになり、呪いに打ち勝とうとする時。すべてがハッピーエンドで終わるわけではないところが少し切なくて。

これは、ぜひ本で読んでみて欲しいです。「烏に単は似合わない」などのファンタジーが好きな人にも楽しめるかと思います!

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