今回は新郎向けに婚約指輪の選び方について書きたいと思います。
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婚約指輪のイメージ
婚約指輪とはその名の通り、結婚の約束をした際に、男性から女性に送る指輪のことです。
一般的なイメージでわかりやすいのは、ドラマや漫画などでありがちな、プロポーズの際に指輪ケースをパカッと開けて「結婚しよう」と渡している指輪でしょうか。
そしてこれもよく聞く給料の3ヶ月分とか言われているアレです。
結婚を考えるまでのイメージはこんな感じなのではないでしょうか?
指輪を渡すタイミング
サプライズは難しい
先ほどのイメージはプロポーズ時に渡すと書きましたが、実際にプロポーズ時に渡すのは非常に難しいです。
サプライズで彼女を喜ばせたいという男性も多いと思いますが、失敗するとありがた迷惑になりますので、気をつけてください。
ツイッターのフォローワーさんのブログ記事でプロポーズについて扱ってました。
こちらもオススメです。
難しい理由1
最初のハードルは指輪のサイズです。
彼女の指輪のサイズを知っておく必要があります。
ペアリングをつけている場合はそのサイズが参考になりますが、ペアリングを左手の薬指につけていなければ正確なサイズを把握する事が出来ない可能性が高いです。
左右でも微妙にサイズが異なるので注意が必要です。
また、結婚式が決まると女性はダイエットを始めるケースが多いはずです。
ダイエットをすると意外と指も細くなるので注意が必要です。
ちなみに私はダイエットの成果が出て指が細くなり、結婚指輪を紛失したことがあります。
手袋の中から出てきたので、事なきを得ましたが。。。
サイズの変化もありますが、婚約指輪を渡す時にはジャストサイズが良いと思います。
難しい理由2
2つ目のハードルはデザインの好みです。
アクセサリーに関しては、女性の好みは千差万別でましてや一生物の指輪となると好みはかなり厳しくなるでしょう。
指輪に詳しい男性は少ないと思いますし、彼女の指輪の好みを把握するのも至難の技でしょう。
なので、指輪は彼女と一緒に選ぶのが理想です。
難しい理由3
3つ目は指輪に対する価値観です。
男性は贈りたいと思っていても、彼女の方がいらないと思っているケースも少なくはありません。
贈りたくないと思っている男性も一定数はいると思いますが、今回の記事ではいないものと想定します。。。
婚約指輪って実は着ける機会がものすごく少なく、大体がタンスの肥やしになるそうです。
うちの場合はブライダルフェアにたくさん行ったので、それなりに着ける機会は多かったです。
最近の女性は現実的ですから、タンスの肥やしを増やすよりは新婚旅行や他のことにお金を使いたいという人が多くなっているようです。
ちなみにゼクシィの内容によると、婚約指輪を送る男性は6割ほどのようです。
また、私たちの指輪を買ったショップで聞いた話だと、札幌に関してはさらに低く、3割ほどだそうです。
難しい理由4
4つ目のハードルはプロポーズを断られた場合です。
当然のことながら、プロポーズを断られてしまうと指輪は無駄になります。
無駄になることを考えるとサプライズに投資するのはリスクが高いです。
無難な渡し方
サプライズが難しいということを書きましたが、その場合はどうすれば良いでしょうか?
方法1
婚約指輪とプロポーズは切り離して考えるのが一つの方法です。
プロポーズでOKをもらってから二人で指輪を買いに行く。というのが一番無難です。
サプライズ感はなくなりますが、指輪に関するリスクはなくなります。
方法2
ジュエリーショップのサービスを利用する。
ジュエリーショップではプロポーズ用にイミテーションリングを用意してくれるところがあります。
これだとサイズの問題やデザインの問題はクリアできますが、サプライズ感は薄れるでしょう。。。
また、彼女の方にブランドのこだわりがあると、好みのブランドを外すと後々面倒になるリスクはあります。
方法3
事前に結婚を意識しているカップルであれば、デートを兼ねてジュエリーショップに行くのが良いです。
「いつかはこんな指輪が欲しいね」という話までで留めておいて、勝負所で下調べした情報を使うという感じですね。
実は私たちはこのパターンでした。
価格
婚約指輪の値段についてですが、冒頭で給料の3ヶ月分と書きましたが、今時は3ヶ月分の指輪を買う人はいないそうです。
ブランドや合わせる石(ダイヤモンドなど)によっても変わってきますが、平均的に20万〜40万程度が人気のようです。
また、最近では、結婚指輪と婚約指輪の3本セットでもう少し費用を抑えられる物も出てきています。
前述の内容とかぶりますが、セットで買うとなると、サプライズ時のリスクはさらに上がってしまいます。
ダイヤモンドについて
婚約指輪にはダイアモンドがついている物が一般的です。
単にダイアモンドといっても実はグレードがあります。4つの「C」からなるダイアモンドの4Cとしてランク付けされています。
私は実際に婚約指輪を選ぶまでダイアモンドに4Cというものがあるということを知りませんでした。
4Cとは?
CARAT(カラット)
はじめはカラットです。
多くの人が聞いたことがあると思いますが、ダイヤモンドの重さ=大きさを決める単位です。
1カラット0.2gになります。
ちなみに、婚約指輪のサイズで人気なのは0.2〜0.3カラットのようです。
相場的には0.3カラットで30万ほどなので平均的な価格で選ぶならば0.3カラットになります。
COLOR(カラー)
ダイヤモンドは自然界にあるものですが、微妙に色が付いていたりします。
質が良いものだとより無色に近い色ですが、良くないものだと徐々に黄色を帯びてきます。
ランクはD~Zまで分かれており、Dが無色、Zに近づくにつれて黄色を帯びているという感じです。
婚約指輪としてはG以上がオススメです。
当然ランクが高い方が良いですが、その分値段も上がっていきます。
CLARITY(クラリティ)
ダイヤモンドの透明度です。
こちらも自然界にあるものである以上、わずかに内包物が混入したりします。
内包物が混入すると輝きが悪くなるといった影響がでてしまいます。
こちらのグレードは上から順に
・FI
・IF
・VVS1
・VVS2
・VS1
・VS2
・SI1
・SI2
・I1
・I2
・I3
となっています。
FLやIFはほとんど市場に出回ることがないそうなので、一般的にはVVS1がトップグレードになります。
VS2以上であれば肉眼で内包物を確認することは困難だそうなので、VS2以上を選ぶといいと思います。
CUT(カット)
ダイヤモンドの輝きの一番の決め手はカットと言われています。
どんなに質の良いダイヤモンドでも研磨が甘かったり、形が悪いと輝きは半減してしまいます。
カットに関しては自然界のものではないので、加工を行うブランドの技術力次第です。
とは言っても、お店によって技術に大きな差があるわけではないので、単にグレードで選んで良いでしょう。
こちらもいくつかグレードに分かれています。
上から順に
・3Excellent H&C
・Excellent H&C
・Excellent
・Very Good
・Good
・Fair
・Poor
となっています。
カットは「形」、「研磨」、「対称性」の3つの項目で評価され、その三つがExcellentの評価であるものが3Excellentとなります。
H&Cはハートアンドキューピットの略で、ダイアモンドを上から見たときに綺麗な矢の模様が出る、下側から見たときにハートの模様が出ることを指すようです。
婚約指輪としては、Excellent以上のグレードを選びたいところです。
まとめ
婚約指輪一つ取っても渡し方や選び方、色々あるかと思います。
渡し方に関しては、相手の性格や相手との関係性、価値観など人それぞれなので、今回の記事は正解ではなく、1つの例として参考になればと思います。
ダイヤの選び方は正直言って経済状況との相談、婚約指輪に対する価値観で決めれば良いと思います。
私たちの場合は、妻がゴツいダイヤは怖い(取れそう?)というので、カラットは抑えましたが、そのほかのグレードはトップグレードで用意しました。(カラー:D、クラリティ:VVS1、カット:3ExcellentH&C)
4Cのうち、カラットを下げると他がトップグレードでも価格はだいぶ抑えられます。
平均額よりはだいぶ安くはなりましたが、そういう選び方もあるということで。
見た目の派手さはないですが、美しく輝く指輪で妻は喜んでくれました。
二人の結婚を誓う大切な指輪です。
贈る側の男性は一生懸命選んであげてください。
そして、贈られる側は一生懸命選んでくれた指輪をちゃんと受け入れてあげてください。きっと相手の事を考えて必死に選んでくれた指輪でしょうから。
何はともあれ、ますはジュエリーショップショップに足を運び、下見をしてみるのが良いかもしれません。
購入とは行かなくとも、デートがてら行くのも面白いと思いますよ。