こんばんは。
夏の蒸し暑い夜。ある意味ホラーでドロッドロの嫌ミスをお届けします。。。ふふふ
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今回の本
真梨幸子の本を紹介するのは、今回で2回目です。
前回は「イヤミス短編集」でした。今回もやっぱりドロドロでグロイところがちらほらと。
そして、登場人物の名前が多いです!!私は読み始める前にインスタで読んだ方の感想を見たのですが、その方も登場人物が多いためメモしながら読んだようです。
私も読み始めてから何度ページを前に戻したことか・・・
そしてイニシャル書きもあるので、忘れることこの上なしです。
そんなときは、迷わずページを戻しましょう!笑
あらすじ
舞台は、2つの高層マンション。新宿駅から急行で40分。作りかけのマンションが2つと完成まじかのマンションが1つ。そして完成済みのマンションが2つ。
舞台となる2つのマンションは完成済みの方。
最初にできた方のマンションは20階建て。今年で出来て5年目。新しい方のマンションは40階建て。
先にできた20階建てのマンション「リトルタワー」が出来て3年、中古で販売された最上階の20階の2LDKが新築当時の半額以下の値段で売りに出された。なぜなら新しいマンションの方がスペックも高く、価格もリトルタワーよりも低価格で販売されているため。
この最上階に住むのは、キャリアウーマンである瑤子38歳。以前住んでいた賃貸ワンルームより安い支払いで最上階に住むことができた。住み始めた当初は、販売当時から住んでいる住人からの嫌がらせはあったが、それも落ち着いている。
ところで、このリトルタワーは3LDK~4LDKのファミリー向けだが、一角のみ2LDK仕様になっている。
2LDKに住んでいる住人のうち、瑤子が知っているのは満紀子41歳だけだった。
とある日、この事件が世を賑わせることになる。
リトルタワーでほぼ同時期に2つの死体が見つかったのだ。被害者は、瑤子と満紀子。
しかも満紀子の方は、子宮が取られ、生前は買春や演劇のスター狂いといった良くない噂が流れていた。
一見接点のない瑤子と満紀子。
この事件の犯人と真相を調べるべく、雑誌記者の楢本野江が関係者へ取材をする。
様々な女性たちから語られる真実とは・・・
感想
本のタイトルに「女ともだち」とあるように、この本には沢山の女性たちが登場します。そして、章がルポライターである野江の「記事」形式と「取材」形式で分かれています。
女性たちが多くて、名前を覚えられず大変でした。
そして、最後の真相と「女ともだち」の意味を知ったとき、ゾッとしました。女ならではの、妬み・悔しさ・優越感・焦燥感が濃縮されていて、お腹が一杯になりました。
タワーマンション、今沢山建てられていますよね。買った当時はものすごく高くて、少し無理をして買ったのに、2~3年後に新しい高スペックなマンションが低価格で販売されていたら・・・悔しい気持ちになると思います。タワーマンションと女性と女友達が最後までキーワードになる話でした。
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