【読書日記】ばけたま長屋/輪渡颯介

こんばんは。

今日は、中秋の名月ですね!グーグルの検索画面ではウサギが餅ついてて可愛かったです♡

地味にグーグルの検索画面のイラストを毎日楽しみに仕事しております。

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今回の本

今回の本は、時代物!!うちの母からおススメされて、一旦忘れたのちに最近本屋で「この本面白そう!!」って思って買った後にそういえば・・・と思い出したのであります。

最近文庫本が出たようですよ。

あらすじ

ちょっぴり怖いお話も入っていますが、基本的にコミカルな感じです!

さっそく内容の紹介です。

指物師の弦次(げんじ)は、最近親方の元から離れ、独り立ちを目指して独り暮らしを始めた。暮らし始めたその場所は、大家が糸屋をやっている店の裏にある長屋。大家はとても優しく感じがいい。家賃も安い。即決でその長屋に住むことを決めて、住人に挨拶に行こうと思った。住人は、酒売り・経師屋・油売り・金魚売などいろんな職についている人たちがいるようだ。ところが、住んでから分かったのは、住人は三五郎というフラフラ気楽に暮らしている男が1人いるだけだということ。大家から聞いた色んな職人がいるというのは、全て三五郎が手伝いでやった内容だった。

なぜ長屋に人がいないのか。それは、女の幽霊が出て住む人がみな目撃し、逃げていったからのようだ。ちなみに三五郎は酒に弱く、毎日前後不覚に寝ているため、見ていないため、まだ住んでいる。引っ越したその晩、弦次は長屋のとある部屋の前に立っていた。見たくないと思いながらも何が起きているのか気になり、覗いてしまう。その部屋には箪笥があるだけ。その箪笥が次第に開き、女が出てくる・・・

そして、弦次が幽霊を見たあとに長屋に変わり者が引っ越してきた。絵師の雲居朔天だ。依頼者から幽霊の絵を描いてほしいと言われ、そこそこ名のある絵師なのにも関わらず、本物の幽霊を見て書くことに情熱を燃やしている。

弦次が幽霊を見たことは間違いなく、朔天のために色々と動いていたが、思いもかけず幽霊が成仏してしまい、弦次は朔天への申し訳なさから三五郎とともに幽霊探しを始める。

果たして、朔天は本物の幽霊を見て絵を描くことができるのか?!

そして物語は意外な顛末を迎える・・・・

感想

幽霊が出ると言われる部屋で、絵をすぐに描けるように紙を広げ、きちんと座り今か今かと幽霊が出るのを待つ朔天。想像するとちょっと滑稽で面白かったです。

各章で色んな怖い話を聞き、3人揃って現場へ向かい解決(?)しようと頑張るところが読んでいて楽しかったです。もちろん、怖い話もあるのですがそれを吹き飛ばすぐらい楽しく読めるのが凄いです。

最後はビックリしました。まさかそうなるのか!って思いました。

これ、シリーズになればいいなぁー。

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