【読書日記】風と共にゆとりぬ/朝井リョウ

おはようございます!

今日は、珍しく朝からの更新です。

なぜかって?

それは、いち早く今回の本を紹介したくて仕方なかったからであります!!

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今回の本

とにかく面白いです!

この本を手に取ったキッカケについてもお話しします。金曜日のプレミアムフライデーに本屋へ行ったのです。今夏の各出版社の押している本とオマケでもらえるブックカバーなどなどのチェックも兼ねて。

文庫本コーナーへ向かう途中、単行本コーナーがありまして。そちらをススーっと通り過ぎようとしたとき、やたら古書風でカッコいい金色の字で書かれた本が目の端に飛び込みました。その時点では「風と共に」「朝井リョウ」の文字しか見えなかったので、勝手に『風と共に去りぬを朝井リョウが現代風に書いたのかな?』と思いました。

単行本コーナーも最後になりそうなとき、先ほどの本が気になって、引き返し手に取ってみると・・・

「去りぬ」ではなく、「ゆとりぬ!!?」

しかも帯には、「読んで得るもの特にナシ!!」との文字が。

とりあえず、目次をめくってみると衝撃を受けました。

(その理由は、あらすじにて)

そして、最初の数10ページを読んで、確信しました。

『わたしは、この本を買わなければならない!』

あらすじ

この本は、3つの部からなります。

・第一部 日常

・第二部 プロムナード

・第三部 肛門記

・・・・はい、ひとつ衝撃が走るタイトルがありますね。「こ・う・も・ん・き!!!!」一旦、置いておいて、各部について、紹介しますね。

・第一部 日常

【眼科医とのその後の話】

→前作(私は前作を買っていません)で何やら高度な精神的攻防戦を繰り広げたらしい、眼科医とのやり取りがとても面白く、特に朝井リョウの心の叫びで吹き出しました。眼科に行きたくなくて、仕方なく眼科の受付で「はじめてなんですけど・・・」と言う朝井リョウ。

そして、先生が小さな声で言う。「初めてじゃないくせに・・・」。

その時の朝井リョウの心の声がコチラ。

『ぎゃあ! バレてる!私は、自分の顔がカーッと赤く染まっていくのを感じた。全身の熱が、ウソがバレたョ!顔に集合!しているのである。・・・・』

【朝井家inハワイ】

→私は、この話が好きです。朝井リョウの家族(両親と姉と本人の4人)が両親への親孝行のためにハワイへ行く話です。姉の手違いでイルカと泳ぐアクティビティがキャンセルになってしまった時、みんなで慰めていたけれども自然に出そうになった言葉で大笑いしてしまいました。

「本当にイルカと泳ぎたかったかって言われたら、どうかわからないし」

そのほか10編ありますが、どれも秀逸です!

・第二部 プロムナード

→日本経済新聞で2015年下半期の半年間連載したコラムが21編載っています。見開き1ページで短いけれども面白さ満載です!

・第三部 肛門記

→抱腹絶倒。この言葉がぴったりなこの話。

いやいや、痔で悩む著者を笑ってはいけない・・・と思いつつも面白すぎて、笑ってしまいます。

最初の方に「肛門記」の序章的なものが書かれていますが、わざわざフォントを変えて、かの名作「放浪記」や「方丈記」のようなテンションで黙読せよとのこと。

そして、著者の講演会などの写真も小さく掲載されていますが、まるで論文のごとく図の番号を振り、≪図3 映画の舞台挨拶にて、便の出口が一つであるかのように振る舞う著者≫などの説明が書かれています。

感想

読んで楽しく、笑い疲れた本でした。

そして誰かにもこの笑いを共有してほしい願望が強くなり、旦那に「これこれ!ここ見て!」とか「こんなこと言ってる!!」とか面白い箇所を話すも反応が薄く、やはりきちんと一章、一冊読んでもらえないと共有できなさそうと気づいたのでした。

この本は、くれぐれも公共交通機関で読まない方がよいです。だって、列車で向かいや隣の人がいきなり「肛門記」という章を読み始めたら、ギョッとしませんか??

そのほか、読みながらニヤリとすること間違いないです。

著者は、いきなり踊りだしたりなど、やっていることは面白いが思考はネガティブだと思います。でもそのネガティブ思考を面白くできる天才でしょう!

この本は、ちょっと元気がほしいときに読み直すことにします!

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