【読書日記】むかしむかしあるところに、死体がありました。/青柳碧人

こんばんは。
またもや久しぶりの更新となってしまいました。

今年は、GWが10連休でしたので北海道ほぼ一周旅行に行ってきました。道中も目に付いた本屋さんによって、本を買い、書皮をウキウキと集めてきました!

いつかは夢の国、神保町へ行きたいものです。ディズニーランドより神保町に行きたい!!

スポンサーリンク

今回の本

新刊コーナーを巡回していたときに、目に留まった本。「むかしむかしあるところに~」は昔話の常用文句。そのはずが、後ろに続く言葉が…「死体がありました」!! なんですと!?

しかも装丁では桃太郎と思わしき男の子が衝撃を受けた顔しているし、中央ではおじいさんが血を出して倒れているし。

気になって気になって、購入を決めました。そんなショッキングなタイトルの本はこちらです。

あらすじ

みんなよく知る日本昔話のフィクション版(?)です。

以下の5つの章からなります。もう目次からしてクエスチョンマーク飛び交うこと間違いなし!最初の2つだけあらすじ紹介します。

・一寸法師の不在証明

→下栗村をお姫様御一行が通ろうとしたとき、虎の皮の腰布だけをまとった赤鬼が現れ姫を食べようとした。十人の家来たちは姫を守ろうと刀を抜くが鬼の肌は固く、刀をぽきりと折ってしまった。万事休すと思ったその時、五日前から屋敷に仕え始めた一寸法師と名乗る小さな男が鬼の体の中に入って鬼を撃退してしまった。

鬼は打ち出の小づちを置いて逃げて行ったため、姫は屋敷で父親に一件を報告したのちに一寸法師に打ち出の小づちを使って体を大きくした。

姫と結婚することになった一寸法師。婚姻の儀式は終わり、宴が始まったころ門番のところに検非違使の手先と名乗る男がやってきた。男が言うには、上栗村で殺しがあったとのこと。しかも殺された男は、実は屋敷の主人である右大臣が庶民の女に産ませた子だという。姫と結婚したものが跡取りになるはずだが、もしこの殺された男が名乗り出れば跡取り問題でややこしいことになっていたはずだ。検非違使の手先の話を聞いていると、どうやら一寸法師が容疑者だという。しかし、一寸法師は上栗村で事件があったその時は、鬼の腹の中にいたはずで絶対のアリバイがある。

果たして、上栗村殺人事件の犯人は一体だれなのか・・・?

・花咲か死者伝言

→腹を空かせた野良犬が山から麓を見下ろすと、どうやら麓のほうが賑やかだ。もしかしたらご飯にありつけるかもしれないと期待を胸に山を下り、賑やかな方へ歩いて行った。真冬だというのに満開の花を咲かせた桜の木が一本。それを見て、皆が歓声を上げていたようだ。大笑いしているのは、真っ白な馬に乗った殿様で、隣の枯れ木へとひょいひょい登っていくのは、お爺さん。お爺さんは脇に抱えたザルの中から灰を一掴みし、「枯れ木に花を、咲かせましょーう」と。すると枯れ枝に桜の花が咲いて、大喝采。お殿様が満足して、解散になったあと野良犬はお爺さんのあとをつけていった。するとシロという犬に似ているとのことで、そのままお爺さんのところで飼ってもらうことになった。

その日の晩。目つきの悪い爺さんが怒鳴り込んできて、余った灰を持って行ってしまった。シロは二代目シロということで次郎と名付けられた。

そのわずか四日後。朝に目が覚めた次郎は、お爺さんの姿が見えないのに気が付いた。おばあさんは隣の布団でスヤスヤと眠っていた。土間にもお爺さんの草履が見当たらない。嫌な予感した次郎は外に出てお爺さんを探した。すると、丘の斜面の一部に花が咲いた麓でお爺さんは倒れていた。悲しくなって次郎は何度も呼びかけるが、答えはない。お爺さんの側には血の付いた石が落ちていた…

他以下の3篇です。

・つるの倒叙がえし

・密室竜宮城

・絶海の鬼ヶ島

感想

何度となく読み返した日本昔話。それがこんなミステリーになるなんて!!

衝撃でした。この本で私が好きな話は、「花咲か爺さん」と「鬼ヶ島」です。

ちなみに本の装丁は五月女ケイ子さん!レッツ古事記でファンになりました。
レッツ古事記もおすすめですよ~。古事記って難しそうと思う方には是非!古事記知っている方も面白く読めるので楽しいと思います。

読み終えたら、本のカバーを外してみてください。ちょっとした驚きが待っています。(笑)

そこにまで!?っと突っ込み入れたくなりました。

今までとは、一味違う推理小説的な日本昔話を読んでみてはいかがでしょうか。

おすすめ関連書籍

昔話関連で以下の本をおすすめします。

【読書日記】おとぎカンパニー/田丸雅智

【読書日記】はなとゆめ/冲方丁

【読書日記】千夜と一夜の物語/仁木英之


にほんブログ村

スポンサーリンク

シェアする

スポンサーリンク