【報告】転職しました【体験記】

約2ヶ月ぶりの更新です。
タイトル通り、色々ありまして更新が滞ってしまいました。

さて、この度、新卒から12年間働いた会社をやめました。今回はそんなお話です。

転職の経緯

このブログには書いていませんでしたが、私の職業はシステムエンジニアです。

転職に至った経緯についてですが、色々と細かな理由がありましたので、まずはそこから書いていこうと思います。
不満や文句がほとんどですが、こんな会社もあるという参考になればと。

理由1:マイホーム完成直後に出張

ブログにも掲載してきましたが、2017年の年末にマイホームが完成しました。
引渡しがあったのが2017年12月28日でしたが、2018年の1月4日から出張になりました。

ピカピカのマイホームに住めたのはわずか7日間です。

結婚だの出産だのイベントの節目があると、出張や転勤があるのはあるあるネタなのかもしれませんが、さすがにあんまりです。
おまけに1月4日からって意味がわかりません。

結局4日に移動したものの、4日は客先も休みで訪問できず、無駄に自社の東京支社にいくことになりました。
5日は一応は客先に行けましたが、作業PC引渡しやセットアップで特に作業はなしでした。

普通に成人の日を含めた3連休明けでも全然良かったと思います。
客先との調整不足もありますし、上司のほぼ暴走で出張が決められました。

理由2:不平等な待遇

前述の通り、出張メンバーに私が選ばれたわけですが、私である必要があったのか?と言われるとNoだったと思います。
というのも、自分とほぼ同じ、やや上のポジションいる先輩上司が2人もいたわけですが、子供がいるから出張に行けない、家庭の事情があるから行けないと言う始末です。

給料だって自分よりも多いはずなのに、なぜか出張が免除されている特別待遇。理解できません。

給料面ではこんな話もありました。
自分の同期ですが、2人ほど聞いたケースでは「退職カード」を使ったら年収が100万ほど上がったそうです。

1人はうちの会社では珍しい海外出張などもこなし、それなりに評価も得ていました。
評価を得て給料が上がることは全然いいと思います。むしろやるべきです。
ですが私が引っかかったのは、評価に対する報酬ではなく、「退職カード」を切ったら給料が上がると言う点です。
つまり、成果や評価は関係なく、優秀な社員でも「文句を言わなければ安い給料で働かせればいい」と言うのがスタンスのようです。

もう一人の同期は転勤を受け入れたり評価に値する点もありましたが、やはり給料が上がったのは「退職カード」を使ったタイミングでした。効果は絶大で、月給ベースで10万ほどアップしたそうです。年収換算で120万ですかね?
ちなみに、この同期よりも自分の方が役職は上でしたが、おそらく同期の方が年収は100万以上は上だったと思います。

理由3:上がらない給料

新卒から12年働きましたが、給料が上がった年は数回でした。
・1年目から2年目の時は評価に関係なく1,000円アップ
・3年目の時は3,000円ほどアップ
・4年目の時は職階が上がり1万円ほどアップ
・5年目の辺りでリーマンショックの影響で給料10%ほどカット
・その後数年給料変わらず
・8年目あたりで評価給料制度が変わり、給料カット分が戻る
・9年目で役職手当がつき、1万円ほどアップ
・その後給料アップなし

といった感じで、給料制度の改定や役職が変わったタイミングでの変動はありましたが、着実に積み上げた実績や評価によって基本給が上がるケースはほとんどありませんでした。

ちなみに、退職間際に飲んだ人(中途で入った1歳年下)にちらっと聞きましたが、私よりも40万ほど年収は上でした(役職なし)
給料が上がらないこともそうですが、基本的に年収は「新卒生え抜き<中途採用」がほとんどでした。

理由4:仕事とプライベートの線引き

前の会社では、ほとんどの社員は客先常駐で仕事をしていました。
自社製品がない会社でしたので、客先の案件に関わるしかなく、案件のやり方次第では自社作業が難しく、客先常駐の形になっていました。

客先常駐は別に構わないのですが、一番の問題点は報告書関係でした。
週報、月次評価などは客先のPC、ネットワークを使用して提出することができなかったため、
・定時後に帰社して作業
・自宅のPCで作業
の2パターンになっていました。

ちなみに、帰社する際の交通費は申請可能でしたが、札幌と大通の間は地下歩行空間でつながっていると言う理由で申請できませんでした。

移動して残業も嫌ですし、交通費自腹も歩くのも嫌でしたので、結局は自宅で作業することにしていました。
それほど大きな時間ではありませんが、休日や平日の夜に仕事をするとなるとやっぱりストレスは感じました。

さらに、出張中には「休日に見積もりを作れ」だの、「画面イメージ案を考えてこい」だの時間外に求められる作業が多くなりました。
出張先なので休日出勤は難しいですが、家で作業したら代休も取れないですし、単なるタダ働きです。

もちろんそうやって多くの時間を使って成功している人も少なくないでしょうが、評価されても給料が上がらない会社では無意味です。

理由5:上司がアスペ

退職直前の上司がちょっと頭のおかしい人でした。俗に言うアスペです。
過去にもお客さんと揉めたり、同僚と揉めたり、協力会社さんと揉めたりと。アスペなので上司にも噛み付いて干されかけたこともありました。

前述の出張日程も休日作業もアスペ上司の指示でしたが、必要な作業だったのかと言われると、全く必要なかったものだと思います。(今考えるとですが)
他人に対する言動もめちゃくちゃですし、客先のオフィス内で(本人がいないとはいえ)お客さんの悪口を言い出したりとだいぶキてました。

この人の下では働けないな、と言うのが大きかったです。
思い返してみるとパワハラのような気もしますが、アスペと認識してから受け流し方を理解しましたので何とかなってましたが、そういう働き方だと自分自身の成長もないし、評価にも繋がらないので良いこともなかったです。

退職する2年ほど前に、前の部署の上司に部署移動の相談したこともあったのですが、そういう理由での移動は評価面でマイナスだからやめた方がいいと言われたこともあり、現状維持でも部署移動でもマイナスしかないなら転職した方がいいと思い立ったわけです。

理由6:ビジネスモデルと会社の方針

前の会社は、東京で案件を取得して札幌で開発するニアショアがメインの会社でした。
札幌案件もありましたが、大体が客先の東京案件が札幌支社に来て、そこから来る形が多かったです。

そんな感じでしたが、東京の社員がめちゃめちゃ弱いです。
割とガラクタみたいな社員しかいなく、東京で案件を立ち上げて札幌に流す体制が作れず、結局は札幌から東京に出張して案件の立ち上げをする必要がありました。

東京側も人がどんどんやめて行くので、体制強化できない状態です。
まあそうですよね、札幌の給料+地域手当3万じゃ誰も働きたくないです。家賃だけで札幌よりもマイナスです。。。

出張の日当や飛行機代、マンスリーで30万、40万使うんだったら東京の社員に高い給料だせば良いと思うんですけどね。
それをせずに安い給料で人を使おうとするからこんなことになるんです。

東京の体制強化をちゃんとすれば悪いビジネスモデルではないはずなんですけど、自らそれを壊してる会社でしたね。
札幌の社員だって年収300万が600万、700万になるなら人によっては喜んで東京に行くと思うんですが。。。

まとめ

長々と書いてしまいましたが、簡単にまとめますと
・給料面の悪さ
・待遇の不平等
・会社の方針の問題点

というところでしょうか。





転職活動

さて、出張中に転職を思い立ち、活動を開始しました。
私の活動内容を紹介したいと思います。

転職サイトに登録

私が最初に起こした行動は転職サイトへの登録でした。
転職サイトはいくつかありますが、実際に使ったのは「リクナビネクスト」です。

登録しなくても求人情報の検索などはできますが、登録をした方がオファーが受けられたりと情報の件数が増えます。

転職サイトに登録すると、同時に「リクルートエージント」のサービスに登録することができます。
転職が初めてだったり、どうしたら良いかわからないといった場合に、キャリアアドバイザーの方が色々と手助けしてくれます。

登録時には学歴や今の仕事の内容などを入力する必要があります。
情報は多い方がいいですが、最低限のものでも登録可能です。多い方が良い理由としては、システムエンジニアの場合ですと開発経験のある言語やDBなどが明記されている方がリクルートエージェントからのオファーが増えるためです。

転職サイト登録後

登録を行うとすぐさまリクルートエージェントから電話が来ます。
私が登録したのは夜20時過ぎでしたが、すぐさま電話が来て驚きました。

その後、担当してくれるエージェントさんと電話で面談する日程を調整します。
ゆっくり話せる時間帯で大丈夫でしたので、私は土曜日の夕方にしました。

エージェントとの電話面談

電話面談では、転職理由や希望する職種、そのほかには今までの経歴だったり、今後の活動の進め方といった内容を話しました。
正直最初は不安な気持ちでいっぱいでしたが、親切丁寧に教えてくれるので安心感がでました。

電話の後は、担当のエージェントさんが持っている非公開の求人情報をメールで送ってもらいました。
実際は非公開の情報の方がたくさん会社もありますし、内容も良かったです。

面談の後は履歴書に書く内容をWeb上で登録し、職務経歴書をWordで作成して提出しました。

応募企業を決める

エージェントさんから紹介された求人情報とリクナビネクストの求人情報を読みつつ、気に入った会社にエントリーして行きます。

私は最初は6社に申し込むことにしました。(あとから1社追加しました)
リクルートエージェントを使う場合、エントリーしたい会社をエージェントさんに伝えると最初のエントリーはエージェントさんがやってくれます。

Web上で登録した履歴書相当の情報と職務経歴書はエージェントさんから会社の方に送られます。
後は書類選考の通過を待つばかりです。

1次選考〜日程調整

1次選考の結果が出る、もしくは1次選考が面接の場合は面接の日程を調整します。
これはパーソナルデスクトップというリクルートエージェントのサイトで対応可能な日程を回答します。
回答結果はエージェントさん経由で企業側に伝えられ、双方の都合がつくと日程が確定します。

このように、実際に面接に行くまでは企業側とはほとんどやり取りすることなく、ほぼエージェントさん経由で転職活動をすることになります。

面接〜その後

面接を受けた後、その面接がどんな感じだったか?印象はどうだったか?をアンケート形式でエージェントさんに報告します。
この結果を受けて、それ以降の選考を進めるかや他の会社のエントリーを勧めるかなどをエージェントさんと相談していきます。

これは転職活動している本人の為だけではなく、リクルートエージェント側でその会社の選考内容に関する情報を収集するためと思われます。

内定

選考に通り、内定が出るとその会社に行くかどうかを決めなくてはいけません。
一般的に内定が出てから、承諾するまでに与えられる期間は2〜3日、長くても1週間程度です。
複数の会社にエントリーしていると選考日程にばらつきが出るので、実は第1希望の会社の選考がまだ途中ということも考えられます。

悩ましいところですが、エージェントさんに相談するとある程度は引き延ばす策を考えてくれます。
企業側に質問などをして回答を待つといった方法で数日程度引き延ばしたり、実際に選考が進んでいる会社に早めに進めてもらえないかを調整したりしてくれます。

内定〜入社

内定を承諾したあとは、今の会社を退職する準備に入ります。
退職交渉の進め方などもエージェントさんはアドバイスしてくれます。

退職日が決まると今度は新しい会社の入社日の調整に入ります。
私の場合は、退職交渉はあっさりと終わりました。
アスペ上司のことだからめちゃめちゃ反対されるか、あっさりのどちらかだろうと思っていましたが、運良く後者の方でした。
ただ、何かよくわからない理由をつけて有休の消化をさせてくれませんでした。
すでに退職した同期の話だと1ヶ月弱有休使ったり、特に制限はされていなかったのですが。。。ホントやめて良かったと思ってます。

労働基準法をたてに無理やり有休取っても良かったんですが、最後にもめるのも面倒だったので、有休は諦めました。
最後の1ヶ月は稼働も高かったですが、仕事はだいぶ手を抜きました。
週報もださず、最後の月次評価も出しませんでした。この辺はもう評価が関係ないのでどうでも良かったです。

そんな事情もあったので、退職してから3週間ほど間を空けてから新しい会社に入社することにしました。
新しい会社の入社日の調整はエージェントさんを経由せずに直接会社と行いました。

まとめ

ひょんなことから12年間働いた会社をやめて転職することになりました。
まさか自分が会社を辞める日が来るとは夢にも思ってなかったです。

転職活動は思っているよりもかなりスピーディーでした。
前にネットで「転職なんて行動を始めた時点でほとんど成功したようなもの」なんて見ましたが本当にそうだったと思います。

家を建てて住宅ローンをかかえてよく転職なんて出来るなって思う方もいるかもしれませんが、住宅ローンの審査という壁がなくなったので転職しやすかったというのもあります。
会社をやめてから転職活動を始めるのはリスクがありますが、在職期間中に次が決まるのであれば住宅ローンを組んだ後でも全然問題ないと思います。

この記事では数ある転職活動の1例として、同じように転職を考えている方の参考になれば幸いです。

スポンサーリンク
記事用

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連コンテンツ



スポンサーリンク
記事用