昨日公開された映画「斉木楠雄のΨ難」を観て来ました。
ちょっとだけ紹介と感想を記事にしたいと思います。
斉木楠雄のΨ難とは?
少年ジャンプで連載している学園もののギャグ漫画です。
超能力者の主人公が平穏な生活を求めながら濃いキャラのクラスメートや両親と共に学園生活を繰り広げて行く話になっています。
基本的に主人公語りのナレーションが中心で進行して行くちょっと変わった内容になっています。
コミックスは23巻まで発売されており、2016年にはアニメ化されています。
アニメはU-NEXTやdアニメストアで観ることができます。
U-NEXTはこちらの記事で紹介しています。
実写化について
実写は原作にもあった文化祭の話がメインです。
最初の頃の話や文化祭以外の話も織り交ぜつつ、基本的に原作通りに再現されていました。
映画オリジナルの余計な設定や演出もなく、本当に素直に再現されていました。
尺の関係で中途半端になりそうなものは入れず、不要なキャラは出さないというやり方で良かったです。
私は原作を読んでおり、妻はアニメの方で予習済みだったので普通に楽しめましたが、初見だと世界観が伝わるか判断が難しいところですね。
興味がある方はU-NEXTやdアニメストアで観てから行くのも手かもしれません。
キャスト
登場人物について紹介していきます。
斉木 楠雄:山﨑賢人
→ピンク色の髪が特徴の主人公です。髪の色と超能力が使えるという点以外に意外と特徴が無い(本人は目立つことを嫌っているため、あえて目立たないように行動している)ため演じるのは難しいキャラですが、そこそこ上手く再現できていたと思います。
燃堂 力:新井浩文
→金色のモヒカンに剃り込み、ケツアゴとかなり強烈な顔のキャラです。
実写化で最もハードルの高いキャラだと思っていましたが、びっくりするぐらいのクオリティで再現されていました。
このキャラを見るだけでも一見の価値があるかと思います。
海藤 瞬:吉沢亮
→中二病のキャラです。白色の髪に手に巻いた包帯が印象的なちょっと変わったキャラです。
このキャラもどう演じるのか興味がありましたが、なかなかの中二病ぶりで再現度は高かったです。
しっかりと「漆黒の翼」を演じてくれました。
灰呂 杵志:笠原秀幸
→学級委員の熱血キャラで、松岡修造みたいな感じのキャラです。
若干うざいキャラですが、その辺も良く再現されていました。
窪谷須 亜蓮:賀来賢人
→元ヤンが足を洗い、優等生として転校してきたキャラです。
実写化にあたって、原作の初期メンバーでも選ばれなかったキャラもいる中、後から出てきた転校生キャラなのに選ばれました。
通常時は優等生ですが、ちょっとしたタイミングで元ヤンの片鱗が出てきます。彼もまた濃いキャラですが、再現度が高く、実写化の見所の一つです。
照橋 心美:橋本環奈
→本作のヒロインです。
自他共に認める絶世の美女キャラです。ですが、その可愛さを盾に腹黒い一面もあります。
世の男は全て自分の虜だと思っていますが、腹黒い考えが斉木にはテレパシーで丸わかりで、斉木は女性としては見向きもしません。
斉木の気を引こうとあの手この手で斉木に絡むちょっと面倒なキャラです。
実写化では橋本環奈が演じていますが、変顔と裏の顔を使って面白く演じていました。
感想とまとめ
観終わってから妻と感想を話しましたが、結果的にはすごく面白かったです。
原作が面白いのもありますが、面白い原作を忠実に再現しているところが良かったです。
全体的にキャラの再現度が高くてびっくりしました。
変なコスプレ感も出てないし、良くできた映画だと思います。
窪谷須や照橋さんの2面性が良く出てて面白かったです。
欲を言うと照橋さんの声はアニメと同じ声であれば完璧だったと思います。
あと、なぜか青色のメッシュが入っていて原作に寄せたつもりなんでしょうけど、あれは無い方が良かった気がします。
同じ日に公開されたミックスとどちらを見るか少し悩みましたが、「斉木楠雄のΨ難」を選んで後悔はありませんでした。
原作が好きな方にはオススメの映画です。
個人的には映画ではなく、ドラマで10話ぐらいに小分けしてじっくり観たいなと思いました。